エッセンシャルオイルの「活力」を感じる瞬間


普段は化学的な裏付けを重視し強調しているティーツリーファームズですが、それだけでは説明できない、そんな瞬間も正直なところあったりします。
もっともこれを強く感じる瞬間は初めて香りに触れた瞬間。
たとえば農園さんから届けられたオイルを開封した時に感じられる、パワフルな活力を感じる、あの瞬間ですね。お客様であれば、ティーツリーファームズからお届けした商品を開封した瞬間がきっとこれに当てはまることでしょう。

エッセンシャルオイルは植物が持つエッセンスを濃縮したものですから、香りのほかに、抗菌や虫よけ効果などといった目で見ることができる効果、そして鎮静やリラックス、集中力アップなどといった見えないけれど体で感じられる効果があります。
その中で、嗅覚から強く伝えられる、気持ちを揺さぶられるような感覚と感動、そしてそのオイルの持つ個性さえもが伝わってくる・・・コレこそがエッセンシャルオイルが持つ「活力」なのではないかと考えています。事実、これがあまり感じられないオイルの多くは時間の経過で著しく劣化していたり、本物ではなかったり・・・化学的な検査で原因を裏付けられるので、この「活力」の存在は決して根拠のないことではないと思うのです。

オーストラリアの「癒やしの聖地」バイロンベイ


オーストラリアの「癒やしの聖地」・パワースポットとして知られているのがバイロンベイ。ティーツリーファームズ本社から車で30分ほどの海岸沿いの街で、オーストラリア大陸の東端の岬がある街としても知られています。
ビーチリゾートとしても知られ、水着姿で街を歩く人も多く、開放感に溢れた空間と時間が街を満たします。
街の中心はこの画像にあるラウンドアバウト(環状交差点)。ここを中心にバイロンベイの街が広がっています。
「癒やしの聖地」として様々なヒーリンググッズを取り扱う店舗があり、また月に1回行われるフリーマーケットにも多くの手作りクラフト系の商品やグッズが所狭しと並ぶ特別な空間になりますから、旅行の際には是非訪れていただきたい街ですね。

そしてこのバイロンベイやその近郊のティーツリーファームズがあるこの地域でティーツリーレモンマートルマカデミアなどといったオーストラリアを代表するオイルが生産されているのは、この街が「癒やしの聖地」と呼ばれるようになったことときっと深い関係があるのでしょう。

ティーツリーファームズの商品はこんなオーストラリアの「癒やしの聖地」として知られる地域から日本のお客様に直送させていただいています。

アロマって香りだけじゃない、抗菌を目的としたアロマセラピー


アロマといえば香りを楽しむ趣味、そんなイメージをもっている方が多いことでしょう。
しかし、たとえば高級ホテルがロビーの香りを統一することでホテルチェーンにおけるイメージを一体化して高めるツールとして利用していたり、高齢者施設において入居者のリラックス・鎮静効果を期待して香りを採用するなど、香りが持つ効果は幅広く活用されています。

そんなアロマ、エッセンシャルオイルが持つ効果の中で注目されているのが抗菌効果。多くのエッセンシャルオイルにはウィルスや雑菌、カビの増殖を抑制する効果があるからです。中でもティーツリーオイルに多く含まれる成分「テルピネン4オール」はコロナウイルスの増殖抑制効果が発見されたことで注目を集めました。

この成分を含有することで、香りと同時に抗菌を目的に手軽に利用できるように開発されたのが抗菌エッセンシャルオイル『メディフレグランス』です。
オレンジやラベンダーなどといった親しみやすい香りを楽しみながら、一般的なティーツリーオイルの2倍以上の抗菌成分を含有することで強力な抗菌を実現する特別なエッセンシャルオイルです。
日本の医療機関においても、病室内で拡散することで冬季の肺炎の減少が確認されるなど、注目を集めました。また花粉やインフルの時期に店舗内に拡散することでスタッフや来客者の快適度を高めているお店も。

アロマの魅力は香りだけではありません。抗菌機能を活用してアロマの魅力を広げてみませんか?

節約するならコスパに優れたエッセンシャルオイルを選ぼう


デフレによる物価上昇もあって、社会全体がすっかり『節約志向』になっていますが、それでも毎日の生活の中でエッセンシャルオイルが欠かせないという方も多いことでしょう。
今回はそんな皆様へのエッセンシャルオイルメーカーの担当者として語ってみたいと思います。

節約のコツは商品の選択肢を広げること。有名ブランドの商品だけでなく、有名ではなくても信頼できるブランドと商品を見つけること。品質面で有名ブランドと同等で、価格的に割安な商品も存在します。また、使用量の多いオイルなら、普段よりも大きめのサイズを選択して単価を下げる方法も実はかなり効果的です。
また、長期間利用しているオイルの場合、香りに慣れてしまい使用量が適正な量よりも多くなってしまっていることもあります。こうした場合、正確な計量を心がけることで使いすぎを防止する事ができます。簡単ですよね。

一方で絶対にしてはいけないこと。それは安さだけを追って品質を大きく損なってしまうこと。燃料費の高騰もあってエッセンシャルオイルの生産コストは上昇しています。そんな中で生産コストさえも割り込むような根拠のない価格が設定されている商品を時折見かけますが、コレは決してお買い得な商品ではありません。中身に何か混ぜられているか、全くの偽物・・・安価な事によるその最終的な「しわ寄せ」はエンドユーザーであるお客様自身に向かいます。

品質を見分けることは容易では有りませんが、一つの目安は長く事業を続けているメーカーを選ぶこと(ちなみにティーツリーファームズが1999年創業です)。十分な品質が伴わなければ、ビジネスとして続けることなどできませんし、安定した品質を維持するための供給網を持たないままに一過性のブームに乗って参入する会社はすぐに撤退しますので、これは有効なフィルターとなります。
そのほか色々と質問や相談をして、それに対してメーカーとして真摯に答えてくれるか、ということも判断材料の一つですね。

ピンチはきっとチャンスです。あなたに最適なコスパに優れたエッセンシャルオイルを探してみてください。

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男性更年期の生活改善効果で注目されるエッセンシャルオイル


近年になり、にわかに注目を集めているのが男性の更年期。月経サイクルの変化などが見られる女性と比べ、具体的に変化が見えにくいためあまり注目がされてこなかった分野です。
更年期は年齢によるホルモンバランスの変化によりもたらされるものですが、アロマの分野では女性の場合にゼラニウムやクラリセージ、ローズマリー・カンファなどのエッセンシャルオイルに更年期トラブルの緩和効果が知られていました。
一方で男性においてはネロリドールという成分に男性ホルモンに近い働きが知られるようになり、この成分を多く含むニアウリオイルが注目を集めています。

ニアウリ(学名Melaleuca quinquenervia)には大きく分けて2つ、シネオール成分を主成分とするオイルが抽出されるケモタイプと、ネロリドールやリナロールを主成分とするオイルが抽出されるケモタイプがあり、今回該当するのは後者のニアウリ・ネロリドール/リナロールケモタイプ(学名Melaleuca quinquenervia(Cav.)S.T. Blake Linalool/Nerolidol Chemotype 別名:ネロリーナ)になります。
ネロリドールには脳の下垂体に刺激を与えて男性ホルモンの増大を促す作用があるとされ、男性ホルモンが作られる精巣や副腎に影響を与えることから、男性ホルモンの減少による男性の更年期障害に改善効果が期待されるのです。

その香りはユーカリのようなツンツンとするシネオールケモタイプのものとは大きく異なり、甘さを感じさせる花のような香りが特徴。疲労やストレスを解きほぐしてくれるような、優しい香りです。
リラックス効果で知られるラベンダーオイルと同様に、寝室など、くつろぎたい場所と時間に活用してみたいエッセンシャルオイルですね。

極端に安かった「エッセンシャルオイル」には何が入っている?


超格安でペパーミントオイルを手に入れたと喜ぶ知人のJさん。なんでも、近所の雑貨店にあるアロマ売り場にあった『エッセンシャルオイル』なのだとか。
プロの目で是非見てほしい、とのことで確認をさせてもらいました。

10mlサイズのボトルは一般的なサイズ。ラベルには大きくブランド名とペパーミントエッセンシャルオイルと記載があります。
ボトルを開封して驚いたことはキャップの内部にドロッパーがないこと。ただ丸く大きなボトルの口があるだけ。毎回、スポイトを使用して取り出す必要がありそうです。
そして、その香りですが・・・薄いんです・・・とっても。。。
ペパーミントオイルはメントールの含有が多く、刺激的でパンチの効いた香りがその最大の特徴です。でも、このオイルはフンワリとした、薄くボーッとした香り。エタノールの刺激臭もなかったので、もしかすると乳化剤を加えて水で薄められているのかもしれません。

ちなみに、同時にティーツリーなどのオイルも購入したということでしたのでそちらも見せてもらいましたが、ドロッパーのないボトルからの香りは同じく、薄い香り。香りの良し悪し以前に、判断できるほどに十分な香りがない・・・つまりコレは希釈されているのか、合成されているかさえわかりませんが、ピュアなエッセンシャルオイルではない、ということだけははっきりしました。
こんなのもあるんだけど・・・と最後に見せられたのはローズ。本物なら数万円しますが、これも含めて、全て1本200円ほどだったとか。これで納得。

ここまで極端に安いと、「あー、やっぱりねぇ・笑」と笑い話で済ませられますが、その生産に大きなコストのかかる本物のエッセンシャルオイルがこんなに極端な激安価格で出回ることはありえません。ましてや昨今のエネルギー価格の高騰で、現在は大幅な値上がり基調なのですから。

極端に安価なエッセンシャルオイルには必ず理由があります。たとえばティーツリーオイルも生産年やグレード、生産国によって実際には大きな価格差があります。まして、今回のようにその中身が本物でないようなケースさえありますから、アメリカの大手通販会社さんのサイトでもブランドごとに価格差が大きいのはこれが理由。
「安物買いの銭失い」という格言もありますが、適正な価格を知った上で、信頼できるエッセンシャルオイルを見つけてください。

酢酸リナリルをたっぷり含んだラベンダーオイルでリラックス効果


前回の記事で「リナロール」成分へのアレルギーについて触れました。
「リナロール」はラベンダーオイルに多く含まれる成分なのですが、もう一つ多く含まれているのが酢酸リナリル(リナリルアセテート)です。

ニュージーランド南島で生産されている真正ラベンダーのアビスヒル種のラベンダーオイル。このラベンダーオイルに特徴的なのは酢酸リナリルの含有量の多さ(約50%)と、それに反比例する形で大幅に少なくなっているリナロールの含有量(約14%)です。
オーストラリア・タスマニア産のラベンダーオイルの場合、これらの成分は双方ともに33から35%前後になっていますから、成分構成の違いがはっきり理解できることでしょう。

酢酸リナリルの含有が多いことで、この成分が持つ鎮静効果がより強調されることになり、同時にアレルゲンとして知られるリナロールの含有量の少なさで、ラベンダーオイルが苦手な方にも使いやすいオイルと言えるでしょう。
事実、ラベンダーオイルで頭痛の症状を示す当社のスタッフの場合、ニュージーランド産のラベンダーオイルにおいては症状を全く示しませんでした。

その香りにはリナロールに由来する包み込まれるようなフローラル感はありませんが、スッキリとキレのある爽やかな香りが楽しめます。

ラベンダーオイルの香りがあまり好きになれない・・・その理由はコレかも


ラベンダーオイルの主要成分として知られるのは「酢酸リナリル」と「リナロール」の成分。
このうち、高い抗菌効果とフローラルな香りをもたらすのはリナロール成分です。そのため、アロマで好まれ、高品質とされているラベンダーオイルにはリナロール成分の含有が多いオイルが多い傾向があります。

一方でリナロール成分にはアレルギーの原因となるアレルゲンとして知られる面もあり、体質によってはこの成分で頭痛などの不快な症状を示すことが知られています。
もしラベンダーオイルを使って、こうした症状が出る場合にはリナロール成分が原因となっている可能性があります。

ラベンダーは多くの市販商品で多用される、よく知られた親しみやすい香りのため意外かもしれませんが、もし「ラベンダーの香りがあまり好きになれない」と感じたなら、リナロール成分へのアレルギーを疑ってみると、この成分の含有が少ない低アレルギー性のラベンダーオイルを代替とするなどの、何らかの解決策が見つかるかもしれません。

そのティーツリーオイルの産地、知っていますか?


ティーツリーオイルと言えば、多くのみなさんが当たり前に『オーストラリア産』と信じています。
確かに以前はオーストラリアでしか生産されていませんでした。なので、『ティーツリーオイルはオーストラリア産』という方程式が成り立っていたのです。

しかし、最近は事情が違ってきました。しばしば売り込みがあるのが中国産。他にアフリカ産なども見られるようになりました。
他産地のティーツリーオイルの品質が良いか悪いか、それは一概に産地・生産国だけでジャッジすることはできません。個々にフェアに成分分析された上で判断されるべきものです。
ただ、一方でこうした他産地からのティーツリーオイルにあえて生産国名を明記していないような(あっても目立たないように描かれていたりする)商品もしばしば見られ、厳しい品質基準を定めているオーストラリア産の品質イメージにタダ乗りしている格好になっていることは、少し違和感を感じてしまいます。

ちなみにティーツリーファームズのティーツリーオイルは本物のオーストラリア産です。

エッセンシャルオイルの小瓶を再利用することのメリットとは?


使い終わったあとのエッセンシャルオイルの小瓶。10mlのものが一般的なサイズでしょう。この小瓶、捨てずに再利用してみませんか?

エッセンシャルオイルの最大の弱点は酸化による劣化。つまりボトル内に空気が多いほど、酸化が進みやすくなります。
ティーツリーファームズの商品は大きいもので100ml。50mゃ25mlといったボトルもあります。開封後、1年以内に使い切ることができるのであれば、そのままでもほとんど問題ありませんが、もっと時間がかかるなら予め小瓶で小分けしておくことで、酸化を抑制して更に長く使い続けることができるのです。

使用済みボトルはお湯と中性洗剤を利用して洗浄する事ができますが、粘性が高いウッド系のオイルなどが入っていた場合にはエタノールの利用がオススメ。洗浄後はしっかりと乾燥させてください。
洗浄後も若干、前に入っていたオイルの香りが残りますが、他のオイルを詰め替えてしまえば、現実的にこの残り香が気になることはないでしょう。

一方で再利用に適さないのはドロッパーとキャップです。オイルの成分を除去することが困難な上、前に入っていたオイルの種類によってはドロッパーとキャップの樹脂を腐食している可能性があるからです。そのため、これらは再利用せず、新しいドロッパーとキャップを利用するようにしましょう。