エッセンシャルオイルを同じ香りで連続して使わない方がいい理由


  1. 大好きな香りはいつも使っていたい・・・そう感じるのはとても自然なことではありますが、それでも連続して長期間使用することは避けたほうがいい、今回はそんな話題です。

旅行先から帰った時、普段は気がつかない自宅の匂いを感じた事のある方は多いと思います。これはお部屋を締め切っていたことだけが原因ではありません。毎日の生活の中ですっかり慣れてしまって、感じられなくなっていた匂いが感じられたことがその理由。
これはアロマでも同じです。お気に入りの香りであっても、毎日利用すれば香りに対する慣れが生じ、徐々に感じられにくくなります。結果、使用する濃度がドンドンと高くなってゆく・・・

どんなエッセンシャルオイルでも、毎日連続して高濃度で使用することは好ましいものではありません。こうした事態を防止するために定期的に香りを変えてみましょう。できれば似た香りでなく、全く違う香りの方がいいかも。数種類の香りをローテーションで使用するのがオススメですね。
さらに、使用する濃度をコントロールして安定させるため、使うオイルの量は目分量ではなく、必ず計量して使用するようにすることも大切なポイントです。

良い香り、でもレモンマートルオイルで気をつけなければいけないこと


レモン果汁を思わせる爽やかで鮮烈な香り。レモンとは全く関係ないオーストラリアの樹木の枝葉から抽出されるこのエッセンシャルオイルはレモンマートルオイルです。その成分構成の90%以上がシトラール成分で構成されているので、その香りはとにかくスッキリしていてパワフルです。
しかし、パワフルゆえに気をつけなければいけないことがあります。それはシトラール成分にる刺激。たとえば高めの濃度で屋内に拡散すると目や粘膜にチクチクと刺激を感じることも。また肌への使用においても、十分に希釈を行わなかった場合には(体質にもよりますが)、発赤や湿疹といった作用が生じる場合があります。

レモンという、とても親しみやすい香りのため手軽に色々なシーンで活用したくなる香りですが、その非常に高いシトラール成分の濃度より、レモンマートルは慎重な取り扱いを求められるオイルでもあるのです。

イライラして機嫌の悪い子供を落ち着かせるエッセンシャルオイル


心を落ち着かせ、癒してくれるのがアロマの魅力。イライラして機嫌の悪い子供に効果の知られているエッセンシャルオイルがあるのです。それはアニスシード・マートル

兄弟喧嘩で不機嫌に泣き叫ぶ幼稚園児に、高い鎮静作用で知られるアニスシードオイルに近い成分と香りを持つアニスシード・マートルオイルの香りを嗅がせると、その表情がみるみる変化し、わずか数分ですっかり落ち着いたのです。
この様子は伝聞ではなく、私自身が目の前で目撃したのですが、その効果には本当に驚きました。

このエッセンシャルオイルは香りには好き嫌いの好みが分かれるかと思いますが、この効果には代え難いものがあります。

容器の底でベトベトになってしまったエッセンシャルオイルの洗浄には


ボトルのほか、キャップの内側やドロッパー、そしてエッセンシャルオイルを使った器具の底に付着してベトベトになったエッセンシャルオイルを見たことはないですか?
特に粘性の高いウッド系のオイルを使用した後に多くありますね。拭いても水洗いしても、ベトついてなかなかキレイに除去できません。

こんなベトベトを取り除くのに最適なのはエタノール。エッセンシャルオイルの成分はエタノールにとてもよく溶解するからです。
まず、洗浄したい容器や機器を熱湯で満たします。これでベトベトしたオイルの成分は柔らかく溶解しやすくなります。そして熱湯を排出して、熱いうちに今度はエタノールで洗浄すればOK。簡単ですね。

エタノールはアロマのお手入れに欠かせないアイテムです。

プラスチック容器にラベンダーオイルを入れたらボトルが割れちゃった


それは透明なスチロール製のプラスチック容器でした。小指ほどの太さの試験管状の小さな容器はラベンダーオイルのブレンドに使用するのには最適に思えたのです。

オイルのブレンドを開始して数分。全体が白く濁り始めます。しかしよく見ると濁っているのはオイルではなく、プラスチック容器のほう。プラスチックの変質が原因でした。そしてしばらくするとパチパチと音がしてヒビが入り、ついには容器が割れてしまいました。その間10分ほど。

この事故はラベンダーオイルの成分がスチロール製容器を腐食してしまったことが原因でした。同様のことはティーツリーオイルのほか、オレンジやレモンなどの柑橘系のオイルでも発生する可能性があります。
腐食による事故防止のため、エッセンシャルオイルのブレンドにはガラス容器を使うようにしてください。

※画像のプラスチックは割れませんでしたが、内部が腐食により変形している様子が見えます。

洗髪でティーツリーオイルを使ったら、ヘアマニキュアがとれちゃった・・・


ティーツリーオイルをそのままシャンプーに加えて、「ティーツリーシャンプー」を自作していたSさん。自作シャンプーを使い始めてから髪も地肌もすこぶる良好で、とてもお気に入りだったとのこと。

しかし、美容院に行った日の夜の入浴で思いがけない事態が。
美容院でヘアマニキュアを施してもらったSさん。いつものように自作のティーツリーシャンプーを使うと、ヘアマニキュアがすっかりとれてしまったのです。この原因はティーツリーオイルの成分。オイルの成分がマニキュアを溶解してしまい、キレイに洗い流してしまったのでした。

髪を染めるヘアカラーには影響ありませんが、髪をコーティングするヘアマニキュアにはティーツリーシャンプーは適しませんのでご注意を。

本物のエッセンシャルオイルは水に溶解しない! 100円ショップのオイルが生んだ誤解


ティーツリーファームズのエッセンシャルオイルって水に溶けますか? 数年前、立て続けにこんなご質問をいただきました。
オイルはそのままでは水には溶解しませんので・・・と説明をしても「持っているエッセンシャルオイルはそのまま水に溶けるんで、エッセンシャルオイルって水に溶けるものじゃないんですか?」と。。。。

こんな誤解の原因は100円ショップのアロマオイルでした。その多くは水に溶解するように多量の乳化剤を添加されていたのです。乳化剤を添加すれば希釈も容易になりますし、何より乳化剤を多量に加えることでコストの高いエッセンシャルオイルの量を減らすことができるのですから一石二鳥。一般のお客様が同じ形状のボトルに入っている「アロマオイル」と「エッセンシャルオイル」を同一のものだと混同してしまったことも原因の一つです。

しかし、本物のエッセンシャルオイルは、厳密にはその構成成分の中の一部の成分がごく微量だけ水に溶解することはあり得ますが、乳化剤を添加しない限り水にそのまま溶解させることはできません。

※画像はエッセンシャルオイルを水に撹拌したもの。エッセンシャルオイルは粘性が低いため、水に混ぜて撹拌すると細かい粒となり、水は白濁します。数分静置しますと、再び水面集まって浮遊します。

抗菌効果抜群のティーツリーオイルを混ぜ入れた水なのに、それでも水が腐敗してしまう理由


ティーツリーオイルには強力な抗菌作用がある・・・にもかかわらず、ティーツリーオイルを混ぜた水を置いておくと、水が腐敗してしまったのは一体何故でしょうか。

エッセンシャルオイルは「オイルなので、水には溶解しない」から・・・と思った方、半分だけ正解。エッセンシャルオイルは様々な成分が混ざってできていますので、実際にはごく微量だけ水に溶解する成分が含まれていることがあります。水蒸気蒸留した後の蒸留水がハーブウォーターとして利用される例があるのは、このような理由もあってのこと。
しかし、全く溶解しない成分もあります。その例がティーツリーオイルの抗菌成分「テルピネン4オール」
この成分は水に全く溶解しませんのそのまま混ぜても水面に浮遊するだけ。つまり、その下は水のままですから、放置しておくと水に含まれた不純物が原因となって腐敗してしまうことがあるのです。

ティーツリー二次蒸留オイルの特徴と活用のコツ


ティーツリーオイルの最大の特徴はその抗菌効果。パンを使った実験でも、その強力な効果を目視することができました

このティーツリーの抗菌効果を支えている成分を2回蒸留することで濃縮したのがティーツリーオイル・エクストラクト。ティーツリーの二次蒸留オイルです。
このオイルの特徴はもちろん、一般的なティーツリーオイルの約3倍に達した抗菌成分。理論的には抗菌成分「テルピネン4オール」が一般的なティーツリーオイルの3分の1の量で同等の濃度になります。

さらに興味深いのはその香りが微香性なこと。ティーツリーを濃縮すると聞くと、ティーツリーの特徴的な香りがさらにパワーアップした強い香りをイメージしてしまいますが、実際には古木をイメージさせる穏やかな香り。そのためミントや柑橘といった香りで容易にマスクすることができ、ブレンドに加えることでティーツリーの香りを意識することなく抗菌用途で使うことができるようになるのです。

ここが違う! ティーツリーファームズのティーツリーオイルの魅力とは


ティーツリーオイルなんてどこでも同じ・・・そう思っていませんか?

ティーツリーファームズのティーツリーオイルの特徴といえば生産年の表記。新鮮な野菜が美味しいように、新鮮なティーツリーオイルはその香りが爽やか。一般的なティーツリーオイルの多くが一般ユーザーの手元に届くまで、アメリカやヨーロッパなどの会社を経由して多くの時間を要するため、フレッシュなオイルの入手は容易ではありません。
ティーツリーファームズなら生産地オーストラリアからの直送。最短6日ほどで届きます。さらに頻繁にロットが入れ替わり、特に売れ筋の100mlボトルなら他のサイズのボトルより高めの鮮度のオイルがお求めいただけます。
そして価格。安心でお手軽なフェアな国際価格を反映しています。この価格はただ安いのではなく、これこそが世界の価格。

さらに魅力を高めているのはその品質。日本で売られている「スタンダードグレード(日用品グレード)」の価格のまま、アロマテラピーで使われる「プレミアムグレード」の品質ですから、香りが断然違います(事実、アロマスクールさんやプロのアロマセラピストさんへの出荷も多くありますので・・・)。
もし、ティーツリーの香りが「刺激のある薬臭いもの」と感じているなら、それはティーツリーオイルの選択が間違っている証拠。

オーストラリアから直送される鮮度とグレードの高い、本物のティーツリーオイルの魅力をティーツリーファームズで体験してみてください。