2013年にオーストラリア国内でアタマジラミ駆除剤メーカーがスポンサーとなった大学の実験・研究結果が発表され、新聞の記事になりました。
大学側は「中立」な研究としていますが、もちろんスポンサーとなったメーカーとしては自社の商品の有効性を明らかにしてもらうことが目的です。
実験ではスポンサーとなったA社以外に複数のメーカーの商品が選ばれ、その効果を検証しました。もちろんA社の商品に好ましい結果が出たことが新聞記事となりましたが、実は新聞に出なかった実験結果を入手し、とても興味深い数字を発見しました。
この実験の中に各社の商品を塗布した後、アタマジラミを死滅させるのにかかる時間を計測する、というものがあったのですが、その結果A社の商品の記録は46.7分。ピレスロイド系殺虫剤を使ったB社の商品が56.4分だったので、天然成分で構成されたというA社の商品はかなり健闘したと言えます。(※A社の商品はワームウッド:学名 artemisia annua が主成分でした。)
記事ではこの部分が採り上げられ、その効果が強調されていたのですが、更に数字をよく見ると、(当社の商品ではありませんが)ティーツリーオイルを主成分としたC社の商品があり、なんと記録は25.7分。A社の商品よりもはるかに早く効いている上、殺虫剤系のB社の商品の半分の時間しかかかっていません!
オーストラリアでも殺虫剤を人体に使用することへの危険性が意識されている中、化学薬品系の殺虫剤に負けないほどに天然素材のアタマジラミ駆除剤に効果があることが裏付けられたとして記事は締めくくられていますが、この実験のスポンサー企業にとってはメリットの有る数字ではなかったためか、ティーツリーオイルの飛び抜けた高い有効性はニュース記事部分には採り上げられていませんでした。
私達としてはこのティーツリーの記録した「25.7分」というスゴイ数字の方に強い関心があったのですけれど。。。
※画像は当社商品のものです。この実験に用いられた商品とは異なります。
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