「オーストラリア産」のゴールデンホホバオイルの魅力をお伝えしましょう


コスメ用途などで人気のゴールデンホホバオイル。ほのかなホホバの香りが残る、栄養価の高い高品質オイルです。
量販店で安価に購入できる漂白された無色透明の精製オイルと比較して、粘性が低いためベトベト感が少なく、肌に素早く浸透します。このことは実際に使い比べてみるとすぐに分かるのですが、文章ではなかなか説明しにくいですね。

ゴールデンカラーの理由は精製する必要のない高品質なオイルだから。実際に、ゴールデンホホバを絞った後のホホバの実を専用工場で再び圧搾することで今度は無色透明に精製するためのホホバオイルが絞り出されるのですから、この違いはシンプルです。

ゴールデンホホバオイルの中でもオーストラリア産を選ぶ理由。それはオーストラリア大陸のその恵まれた自然環境で育まれた品質と同時に、厳しい品質基準での管理が徹底されていること。南半球にあるの~んびりした国、という印象の強いオーストラリアですが、実際には農業製品について法律などで数々の細かく厳しい基準を定め、これを徹底・実践することで世界の農業大国としての地位を確立しているのです。
オーストラリアにおけるホホバオイル生産の歴史はまだ長いものではありません。しかし、だからこそより時代に即した新しい管理手法を採用することができ、世界に通用する高い品質のゴールデンホホバオイルが生産されるようになりました。これがオーストラリア大陸の恵まれた自然環境の中で育ったゴールデンホホバオイル。

一度、使い始めてその優れた品質に触れたなら、きっと毎日の生活に欠かせないパートナーになれる・・・そんな魅力がオーストラリアのゴールデンホホバオイルにはあるのです。

オーストラリア産ゴールデンホホバオイル
Q’us・キュアス ホホバオイル

キャリアオイル・オーストラリアのスタンダートは「マカデミアナッツオイル」


マッサージを含む、オーストラリアで用いられるもっとも標準的なキャリアオイルといえば「マカデミアナッツオイル(マカダミアナッツオイル)」。オーストラリアで生産されていることもその理由ですが、特にコスメティック用途にリファインしたマカデミアナッツオイルは適度な粘性と、ほのかなナッツの香り、そしてそのオイルの肌への浸透性の良さ、さらにコストパフォーマンスの良さもあって、オーストラリア国内で高く評価され、多用されています。
私自身も何度かマッサージを受けに行ったことがありますが、今まで100%の確率でマカデミアナッツオイルをベースとしたマッサージオイルが使用されていました。

これより少し安価なキャリアオイルとして、オーストラリア産のアーモンドオイルがあります。こちらもコスメ用のリファインされたオイルが生産されています。マカデミアナッツよりも少し濃い赤みがかった色が特徴で、粘性は少し高め。そのため、マヌカなどのエッセンシャルオイルの希釈などで少量を使用する場合には影響はないのですが、多量のオイルを広範囲で使用するマッサージなどの場合、ベタつきの少ないマカデミアナッツオイルの方が好まれるようです。

日本では漂白されたホホバオイルの利用が主流ですが、オーストラリア産のマカデミアナッツオイルは肌に優しく保存にも適して、さらに経済的。ぜひ一度お試しいただきたいオススメのキャリアオイルです。

ペットボトル容器にエッセンシャルオイルを配合した液体を保管するときに気をつけたいこととは

ティーツリーラベンダー、ユーカリなどのエッセンシャルオイルは一部のプラスチック・樹脂を腐食・劣化させてしまいます。
しかし意外にも、ペットボトルの素材となるPET樹脂はこれらのオイルの腐食の影響を受けません。

自作のエッセンシャルオイルスプレーを作ったMさん。ペットボトル容器に入れてこれを保管することに。ボトルを立てて保管していればおそらく問題はなかったのでしょうが・・・
数日後にはボトルから液体がこぼれ出てしまいました。
原因はキャップ。ボトル自体はオイルによる腐食の影響を受けませんでしたが、内側にスポンジ状のパッキンが貼られていたキャップはオイルの影響を受けて、パッキンとこれを固定する糊が溶解してしまい、キャップが緩んだ状態に。そして隙間から液体が漏れ出てしまいました。

このケースから学べることは、エッセンシャルオイルを配合したこうした液体のペットボトルでの保管の際にはボトルを立てて保管する必要があるということ。そしてキャップの素材にも気を配る必要があるということ。たとえば今回の場合では、キャップの内側にアルミホイルを挟み込むことでキャップ内部の劣化を抑制することができます。
ペットボトルの再利用にはキャップにも気を使って、上手に活用してくださいね。

失敗談・ティーツリークリームを作ろうと、市販のクリームと混ぜた結果・・・

今回は失敗談を一つご紹介しましょう。
作ろうとしたのはティーツリーオイル配合のクリーム。市販のスキンクリームにはある程度の乳化剤が含まれていると勝手に想像して、そのまま混ぜ合わせて自作してみることに。
この時、用意したのはピュアなティーツリーオイルと青い容器に入っているニベアのスキンクリームでした。
これらを重量を基準にしてティーツリーオイルの濃度が1%程度になるように計量してニベアクリームの中にいれて、しっかりと混ぜ合わせました。

混ぜ合わせた当初はティーツリーの香りのするクリームが完成して、とってもいい感じの仕上がりでした。しかし、すぐに異変が! 3日間ほど置いておくと、容器の中に茶色い水滴状のものが浮き上がってきます・・・どうやらオイルがクリームと分離してきたみたい・・・それもクリームの成分の一部を溶解分離させて、変質している感じ。
再び混ぜ合わせると、茶色っぽいクリームになりましたが、すぐにまた分離してしまいます。香りも極端に劣化・変化してしまい、すっかり当初の心地よさが失われてしまいまい、結局、捨ててしまうことに。

ただ単純にオイルとスキンクリームを混ぜ合わせてもティーツリースキンクリームは作れませんでした、という失敗談でした。(今回の失敗談においては、ニベアさんのクリームになんら問題があるわけではありませんので、念のため付け加えさせていただきます。)

ティーツリーファームズのLINE【公式】アカウント

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【レシピ】スキンケア用のマヌカオイルの作り方


ニュージーランド産のマヌカオイル。最も一般的に活用されているのはアーモンドオイルを使って希釈したものです。その理由はティーツリーオイルと同じで、希釈したものでも十分な抗菌効果があるから。むしろ希釈しないままだと強すぎて逆効果になってしまうことも。

そこで今回のテーマは希釈マヌカオイルの自作です。
マヌカオイルですが、10%程度への希釈が一般的。そして希釈されたオイルを購入するより、自分で作ったほうがオトクです。

用意するものは
マヌカオイル 25mlx1本 (5,970円)
アーモンドオイル 125mlx2本 (@1,500円 2本で3,000円)

これらをただ混ぜ合わせるだけ。これで9%濃度の希釈マヌカオイルが275mlも作れてしまう。コストは8,970円。
10mlあたり約326円。

さらにマイルドタイプとして使われる5%弱の濃度で作る場合はこちら。
マヌカオイル 25mlx1本 (5,970円)
アーモンドオイル 500mlx1本 (4,900円)

これらを混ぜ合わせれば5%弱の濃度のマイルドタイプのマヌカ希釈オイルが525mlも作れてしまう。コストは10,870円。
10mlあたり約207円。

もちろん、さらに濃度を下げればもっとコストの単価は下がります。
注意すべき点は希釈で使うキャリアオイル(今回はアーモンドオイル)の品質。食用オイルなどは使わず、必ず品質の高いコスメ用のものを選択するようにしてください。

プロの立場からのエッセンシャルオイル選び (5回目・最終回)


プロの立場でエッセンシャルオイル選びについて語る記事の5回目・最終回です。
今回はエッセンシャルオイルをより良い香りで楽しむ方法について。
高価なエッセンシャルオイルは「もったいない」ので少しずつ、長い時間をかけて使いたい・・・そう思ってしまいますよね。しかし、時間の経過で気がつかない間に香りが劣化していたら・・・これではもっともったいない、とても残念な結果になってしまいます。

水蒸気蒸留法によって抽出されたエッセンシャルオイルは基本的には腐りません。しかし時間の経過とともにオイルに含まれる成分が酸化します。つまり酸化しやすい成分を多く含むオイルは含有される成分の酸化により香りに大きな劣化が生じる事があるのです。
例えばティーツリーオイルは酸化による影響を受けやすいオイルですので、開封後1年以上経過すると香りに変化が現れます(未開封での保管期限は3年間が目安)。
一方でペパーミントスペアミントレモンティーツリーなどの香りはほとんど時間の経過による影響を受けることはありません。ラベンダーは逆に時間の経過によって熟成が進み、香りがまろやかに変化します。ちなみにティーツリーオイル・エクストラクトはその成分が酸化しないため、10年以上経過しても、その香りにも成分にも全く変化がありません。
なお、レモンやオレンジなどの柑橘系オイルに多い、低温圧搾法で作られた精油は腐敗する場合がありますので、こちらは購入から1年以内に使い切ってしまうのが目安です。

こんなオイルの特性を理解していると、オイル選びが変わってきますよね。
使い切ってしまう時期を決めてから逆算して使うことで、エッセンシャルオイルをより良いコンディションで楽しむことができるのです。

この連載は今回が最終回となります。これらの情報が皆様のエッセンシャルオイル選びの一助になれば嬉しく思います。
また、これまでの記事に関してご質問などがございましたら、ティーツリーファームズまでお気軽にご相談ください。

プロの立場からのエッセンシャルオイル選び (4回目)


プロの立場でエッセンシャルオイル選びについて語る記事の4回目です。
アロマテラピーの本場はイギリスとフランス。そのため、この両国を拠点とするエッセンシャルオイルメーカーの商品にはプレミアム感がありますね。事実、高級ブランドとして知られるメーカーの多くはこの両国に集中しています。

しかし少し角度を変えて考えてみましょう。
例えばティーツリーオイル。イギリスでもフランスでもこのオイルは生産されていませんから、結局オーストラリアの生産者よりこれらの国々のメーカーさんに供給されることとなります(画像はオーストラリアのティーツリーの畑)。それなら直接、オーストラリアから購入すれば同じレベルの高品質オイルが、より安価に高い鮮度で入手できるはず! そう考えたなら、実は正解。

オーストラリアとニュージーランド。南半球に位置する農業国で自然環境に恵まれていることからエッセンシャルオイルの生産も盛んです。そのため、オーストラリアニュージランド産のエッセンシャルオイルに特化したティーツリーファームズのようなエッセンシャルオイルメーカーが存在しています。
もちろん、品質の良いエッセンシャルオイルを見分けることは簡単ではありません。しかし、欧州の高級ブランドを使っていたなら、使い比べてみることで、これらと同程度の品質のオイルを自分で見つけ出すことも不可能ではありません。逆にもっと優れた香りに出会えることだって十分にあり得ます。

信頼のある欧州高級ブランドの商品を選択することは安全にアロマテラピーを実現するための手段としては間違っていません。しかし時には冒険することで、新しい香りとの出会を探す時のワクワク感を楽しむこともアロマの魅力ではないでしょうか。

次回の記事ではエッセンシャルオイルをより良いコンディションで使う方法について考えてみたいと思います。

プロの立場からのエッセンシャルオイル選び (3回目)


プロの立場でエッセンシャルオイル選びについて語る記事の3回目です。
エッセンシャルオイルの品質については、その見分け方が「よくわからない」という方もいらっしゃることでしょう。
そのため、某アロマ団体による「認定精油」のマークの有無をチェックしたりしていませんか? 実はこれ、残念ながらオイルの品質を見分ける意味ではあまり役立つものではありません。
こうした認定は形式的(ボトルに植物の学名が記載されているか、といった程度)なチェックを受けているだけで、販売されているエッセンシャルオイルの成分構成などを分析したり、輸入元を確認したりといった、オイルの品質を検証・保証するような科学的な裏付けや検査は全く行われていないからです。
ではなぜこんな制度があるのか・・・仕組みは単純で、団体側は認定制度と認定料で権威と利益を得ることができ、メーカー側は団体の認定という一般消費者にアピールできるお墨付きを得ることができる・・・こういった相互の利益の依存関係が成り立っていることがその理由です。

では、何を基準に品質の高いオイルを見分ければ良いのか・・・自身で成分解析ができれば最も確実なのですが、これは現実的ではありませんので、メーカーや販売店に成分分析表を開示してもらって、これを確認するのが一番簡単です。仮に成分分析表の内容が自身でよく理解できない場合であっても、もし開示に応じてもらえない(つまり、メーカーや販売店自身がオイルの成分構成を把握せずに販売している)ことがわかれば、それは商品選択ための一つの基準・目安になりますね。
そしてドンドンと質問してみること。疑問に思っていることや不安に感じていることに対してオイルの特性を理解しながら専門家の立場より丁寧にアドバイスしてくれるメーカー・販売店なら、きっと安心して長く付き合っていけることでしょう。

ちなみにTea Tree Farmsは1999年の創業当初よりインターネット上で出荷商品の成分解析データを公開しています。当時はエッセンシャルオイルをネットへ販売している会社が大変少なく、もちろんこうした、出荷商品そのものの成分分析表(代表ロットのサンプルではない)をネット上で常時公開していたメーカーはTea Tree Farms以外に無かったように思います。

次回の記事では生産地に注目することで高い品質のエッセンシャルオイルをブランドに頼らずに見つけ出す方法についてお話しします。

プロの立場からのエッセンシャルオイル選び (2回目)


プロの立場でエッセンシャルオイル選びについて語る記事の2回目。
今回はブランドごとの香りへの取り組みの違いについて。
エッセンシャルオイルメーカーには主に「安定した香り」を重視したブランドと、香りを調整することなく生産地や生産年を明らかにしてそのままの姿で出荷するメーカーの2つに大別できることは以前の記事でもご紹介しました。
つまり、利用者はオイルの利用目的に応じて『そのメーカーが好む、変わらない安定した香りを基本とした商品』か、『ロットごとに香りに差異があるものの、化学的に解析された成分構成を重視した商品』か、これらから選択することになります。

さらに、化学的な分析を重視し厳密に管理しているメーカーではロット以外に「ケモタイプ」の区分が加わります。これは同じ種類の樹木・植物であっても生産地や土壌、生育環境、そして植物個体そのものの差異により、成分構成も香りも全く異なるエッセンシャルオイルが抽出されることがあり、これらを明確に区分する必要がでてくるから。このような場合、植物名だけで区分することが事実上無意味になってしまいます。
そのため、抽出されたオイルの特性を化学的に分析した上で「ケモタイプ」という分類を植物名にさらに加える必要が出てくるのです。具体滴な例として多くのケモタイプがあることで知られているのはローズマリーやニアウリのエッセンシャルオイルですね。

余談になりますが、実はティーツリーにも個体差があって、一般的なティーツリーオイルとは全く異なる成分構成のオイルが抽出される樹木があります。ただし、こうした木からオイルを抽出したとしても商業的な価値が全くありませんので、オイルが生産されることはなく、結果、ティーツリーオイルといえば抗菌成分テルピネン4オールが多く含有されるオイルが抽出される「テルピネン4オール・ケモタイプ」のオイルを指すことになりました。

エッセンシャルオイルメーカーにはこのように、エッセンシャルオイルに対する取り組みの姿勢に違いがあります。目的とする使用方法に応じて利用するメーカーを選んでみましょう。

次回の記事ではエッセンシャルオイルの品質の見分け方についてお話ししたいと思います。