ティーツリーの優れた抗カビ効果の『見える化』実験

優れた抗菌効果で知られるティーツリーオイル。最近ではコロナウィルスやインフルエンザウィルスの不活性作用も確認され、注目が高まっています。
そんな中で、今回この記事でフォーカスするのは抗真菌効果、つまりカビに対しての効果です。

水虫やカンジダなど、真菌が原因となる様々なトラブルに対してのティーツリーオイルの効果は広く知られており、水虫の治療薬など医薬品としても活用されています。ただ、一方でなかなかこの効果を「見える化」することが困難なため、『なんとなく効いている気がする・・・』といった印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

ティーツリーファームズではこの抗真菌効果の「見える化」のための実験を行いました。実験の内容は至ってシンプルで、パンをプラスチック容器の中で保管し、カビの増殖を確認するというものです。
一方のコンテナにだけティーツリー抗菌エクストラクトを1滴加えました。公平を期すために(もしコットンにこの実験の結果を左右する要素があった場合には公正な試験にならないため)両方のコンテナにコットンを封入しています。
冷暗所に12週間保管した結果は、この画像のようなものでした。

何も入れなかった方の容器はカビだらけ。一方でわずか1滴のティーツリー抗菌エクストラクトを封入した容器ではカビの増殖は全くありませんでした。
ティーツリーの優れた抗真菌作用を見ることができました。

エッセンシャルオイルを利用した『睡眠の改善』の実証データ


アロマは香りを楽しむだけではありません。エッセンシャルオイルには様々な成分が含まれ、これを上手に活用することで生活の質の改善が期待できるからです。

今回、ご紹介するのは『睡眠の改善』です。
ラベンダーオイルには睡眠導入効果があることが知られていますが、ティーツリーオイルの抗菌成分として知られる『テルピネン4オール』などとのブレンドを利用することで大幅な睡眠の改善が見られました。

このデータは日本の東北地方にある医療機関で確認されたものです。
認知症患者さんに見られる昼夜逆転の症状により、5人の患者さんに対してこの医療機関では1週間あたり52回の睡眠薬利用されていました。
この患者さんに対して超音波式ディフューザーを使用し、抗菌エッセンシャルオイル『メディフレグランス』のシニアアロマオイルをお部屋に拡散使用したところ、4人は睡眠薬の使用がゼロに、睡眠薬の使用数の合計はわずか1回だけ、実に98%も減少し、睡眠の大幅な改善が確認されたのでした。

寝室での抗菌エッセンシャルオイルの活用によると思われるポジティブな変化は、今回の記事でご紹介した『睡眠の改善』だけにとどまらず、利用期間中の風邪に感染する人数の大幅な減少にも見られました。

エッセンシャルオイルで香りを楽しむと同時に、生活の質の改善にも、もっと活用してみませんか?

『良識価格』宣言! お客様本位で考える価格と品質のバランス


ネットで購入した安価な商品。「思ったよりも良質でラッキー」だったケースもあれば、「ハズレ」だったというケースもありますね。
クジ引き感覚で当たり外れを楽しむならこれでも構わないのですか、「確実に良質な商品」を入手する際には価格は高くても名の通ったブランドの商品を選択することになることでしょう。

ティーツリーファームズの商品は比較的大きな量の商品を低価格で出荷しています。そのため、大手オンラインショップの激安商品と比較されてしまうことが多いのが悩みのタネでした。

ティーツリーファームズの商品の品質は一流ブランドとされる会社さんと同じ農園さんから同じグレードの商品が直接入荷しています。でも、これを理由に一流ブランド並みに値上げをしてしまっては「良質な商品をフェアな価格でお届けしたい」というティーツリーファームズの方針とは相容れず、本末転倒です。そして逆に激安商品に対抗するために品質を落とすことも、絶対にあり得ない選択です。

ティーツリーファームズの『良識価格』宣言!

低価格を追求することは一見、消費者のメリットにつながると思われがちですが、一方で度を超えた低価格の追求は生産者を疲弊させ、さらに商品の品質の低下や詐称を招く結果となり、最終的に消費者が大きなデメリットとリスクを負うことにもなります。

一方で、品質は保証されるものの、経済的な根拠を大きく上回る高価格が付与されたプレミアム商品も存在しますが、これもフェアな価格設定とは言えないでしょう。

ティーツリーファームズでは、生産者から直接入荷する優れた品質のエッセンシャルオイル・キャリアオイルを『良識価格』でお客様にお届けします。
これは品質に対して低価格でありながらも、生産者も販売者も適正な利益を得られ、お客様にも過度なご負担をおかけすることのない、3者がサステナブルに共存してメリットを享受できる、そんな価格設定です。

高い品質が約束されているティーツリーファームズの商品を、その品質レベルが全く異なる低価格商品と比較することには無意味がありません。

ぜひ、ティーツリーファームズの商品が品質で劣ることのない、プレミアム商品と比較していただき、その『良質価格』を実感していただきたいと思います。

10月のオーストラリア、今年もティーツリーの花が咲きました

10月のオーストラリア、今年もティーツリーの花が咲きました。
毎年刈り取られるティーツリーの畑に咲いた花だけを見ていると、人の背ほどの低い低木にチラホラと花を咲かせる、そんなイメージなのですが、畑ではなく、森林に自生して5メートルほどまで大きく育ったティーツリーの木に咲いた場合にはこんな感じになります。

大きく育った木の場合、枝先に付く葉の量が少なくなって、花ばかりが目立ちます。
一方で、すべての樹木が一斉に花を咲かせるわけではなく、樹木ごとに開花のタイミングが異なり、この時も、隣の木は全く開花していませんでした。

ちなみに、「この木を切って蒸留すればティーツリーオイルができるのか?」と思った方はいませんか?。
答えは「Yes」であり「No」でもあり。
オイルは蒸留できます。でも、そのオイルは必ずしも一般的に知られている、テルピネン4オールを中心に組成されているティーツリーオイルであるかは分かりません。全然違う香りと成分のオイルが抽出される可能性も高いです。
こうした違いが、いわゆる『ケモタイプ』の違いなのです。

誤解が多い! ティーツリーとラベンダーオイルを使うときの注意点とは?


先日、日本で医療関係者の皆さんとお話をさせていただいた際にも話題になったのが、ティーツリーオイルとラベンダーオイルを巡る誤解でした。
もう随分と昔になるのですが、某書籍に「ティーツリーオイルとラベンダーオイルはそのまま肌に使用できる精油です」と紹介されたことがありました。この文章をストレートに読めば、『これら2つのオイルは希釈する必要なく、そのまま使って良いのね』と理解されてしまいます。
そしてこれがさらに次の誤解を生んで、『ティーツリーやラベンダーオイルって希釈すると十分な効果がないのね』と、さらに大きく勘違いされてしまっている状況があるようなのです。

実際のところ、例えばティーツリーオイルが水虫菌に対して効果を発揮する濃度はわずか0.5%ですし、黄色ブドウ球菌に対しても0.5%から、最大でも1.25%の濃度でその発育を阻止することができます。こう見ると100%のピュアオイルを使用しなければいけない理由なんて、一般的な用途では全然ないのです。
▼参考データ
ティーツリーオイルの抗菌成分

では何故、このような情報が流れたのか・・・想像するに、ティーツリーとラベンダーのオイルは強力な抗菌力がありながら、この成分に対して肌に刺激を与える成分が少なく、発赤や湿疹などの反応を示す確率が低いため、事故として出血や火傷などの際に、いわば緊急避難的に使用することができる、という解釈ではないでしょうか。
もちろん「確率」の問題ですので、数百人に数人の割合で体質に合わないケースも想定され、この場合には発赤や湿疹の症状が出る可能性がありますし、塗布面積が広がるほどにリスクが増大します。
一方で希釈して使用することで抗菌力が著しく低下することはありませんから、希釈して使用するほうが安全ですし、精油は高価ですから経済的でもあります。

『濃いめ』だと、よく効いてなんだかオトクなメージですが、これらの精油については過剰な濃度での使用はリスクを高めますし、逆に無駄なだけ。
ということで、ティーツリーとラベンダーのオイルを利用する際には、十分に希釈をして、安全に賢く、経済的に活用していただきたいと思います。

ちょっと笑い話・親の仕事を訊かれた子供たちの返事とは?


今回はエッセンシャルオイルメーカーで働く私が、親として体験した笑い話をご紹介しましょう。

子供たちは誰かから親である私の仕事を尋ねられることがあります。そしてこの時にどのように答えるのか、使う表現や単語、そして言語で結構印象が違ったりしますね。

長女のお気に入りは日本語でこのように答えること。
「私の親はアブラを売っています」
なんだか、いつもブラブラしているとても困った親のようですね。
当たらずとも遠からず😓・・・なんてことはありません😀

対して長男のお気に入りは英語で
「私の親はオイルビジネスをしています」
と答えること。今度は何か、アラブの石油王か誰かと数千億円単位でビジネスをしている、スーパービジネスマンのようなイメージになってしまいました。

オイルといっても様々な種類があって、言語やちょっとした表現の違いで全く異なった印象を導いてきますね。

ティーツリーの木、見たらすぐに見分けられるの?


日頃からアロマに親しんでいる方なら「オーストラリアに旅行に行ったら、ティーツリーの木を見てみたい」なんて思ったりしませんか?
とすると、どの木がティーツリーの木なのか、見分けることが必要になるわけですが、実はコレが結構難しいんです。

何故なら農園に行けばすぐに見れるわけですけれど、雑木林や森林公園、誰かの家の庭、果ては街路樹にでさえ、ティーツリーにそっくりな木がたくさんあるのですから。
では、そこで『オーストラリア人に聞いてみればいいんじゃない?』と思った方、残念ながら植物学者や専門家でない限り、オーストラリアでもコレを見分けることができる人は殆どいないので、「多分こんな感じの木だよね」程度の返事しか期待できません。
では、『枝葉を指先でもみほぐして、香りを確かめればいいのでは?』と思った方、コレもちょっと難しいかも。何故ならティーツリーオイルの生産のために植樹されるケモタイプ(テルピネン4オール・ケモタイプ)の木が偶然、そこにあれば香りで判断できるかもしれませんが、実際には色々なケモタイプが存在していて(特に自然に自生している場合)、抽出されるオイルの成分構成もバラバラですから、香りも結構違うんです。

ということで、ティーツリーの木を見分ける事って意外に難しかったりするのです。

香りに違いがあるのは、エッセンシャルオイルが「工業製品」ではないから


「前回買ったのエッセンシャルオイルと香りが少し違うのですが・・・」
時折、こんなコメントを頂くことがあります。
ティーツリーファームズでは全ての出荷商品で成分解析をしていますので、品質の上は安定した商品をお届けしています。一方で、その香りにはロットごとに微妙な違いが生じます。この違いは最も影響の大きい植物の個体差に加えて、土壌、生育状況、天候、蒸留のタイミング、湿度、気温など、様々な要因が影響します。化学合成される合成香料など、画一的に生産される工業製品とはこの点が大きく異なるのです。

このことをわかりやすくご説明するために私達がしばしば例えるのが「みかん」。同じ農園から同じ時期に出荷されたみかんであっても、個体差があって、酸っぱかったり甘かったりしますよね。生産シーズンが異なれば、この違いはより一層大きなものになります。
ロットごとに変化するエッセンシャルオイルの香りですが、コレを「不安定」とは思わず、「個性」として受け入れていただき、一期一会でお楽しみいただきたいと思います。

ティーツリーオイルうがいで歯肉炎の出血対策


歯磨きするたびに口の中が出血で真っ赤に染まる・・・そんな症状に悩んでいたPさんのお話です。
歯医者さんでは歯磨きの時に、同時に歯間ブラシやデンタルフロスを使ってクリーニングをすることを勧められていましたが、フロスどころか歯ブラシを使うだけでも出血してしまい、また歯茎のあちこちが腫れるため、ついつい「ちゃちゃっと歯ブラシだけ」で歯磨きを終えていました。

もちろん、これで歯肉炎が改善することもなく、口腔内の雑菌対策にその効果が知られているティーツリーオイルを使ってみることにしました。
ティーツリーファームズのページで紹介しているマウスウォッシュのレシピを使って500mlのティーツリーマウスウォッシュを作ってのチャレンジです。
初日はデンタルフロスを使って歯間のクリーニングを行い、その後に歯ブラシで葉を磨きました。もちろんいつも通り、洗面台は事件現場のように血だらけ。一通りクリーニングを終えた後、初めてティーツリーマウスウイッシュを使ってうがいをしてから就寝しました。

変化に気がついたのは早くも翌日の夜。この日も前日と同じようにデンタルフロスを使ってクリーニングをしたのですが、出血がほとんどありません。また、いつもならクリーニングのあとに腫れることの多い歯茎にも、ほとんど腫れがありませんでした。

こんなクリーニングを5日間続けた結果、歯磨きの際の出血も完全に止まり、以前より歯と歯茎のコンディションも大きく変わりました。
Pさんは次回の歯の定期検診時に歯医者さんの驚く顔を想像しながら、ティーツリーマウスウオッシュを毎晩利用しているそうです。

キュアスに生産農園からゴールデンホホバオイルが「直接入荷」している理由とそのメリット


キュアス(Q’us)のホホバオイルはオーストラリアのホホバの生産農園から直接届けてもらっています。
その理由は大きく2つあります。

1つ目は農園との直接取引によりコストを抑えて、価格的なメリットをお客様に得ていただくため。
シンプルなパッケージを採用して、毎日の生活の中でカジュアルに使っていただくことをキュアスでは大きな目標としていますので、重要なポイントです。

そして2つ目はオイルの品質管理のため。
農園から常に最新ロットのオイルの供給を受けることで、真にオーストラリアで生産されている安定した品質のホホバオイルを商品としてお届けできる体制を整えています。
実はあまり知られていませんが、オーストラリア国内でのホホバオイルの生産が減少していることもあって、オーストラリア国外から輸入されたホホバオイルが多く流通しています。コレを加工したり、ボトル詰めすることで「オーストラリア産」を名乗る商品もあり、こうした流通過程での混入を防ぐ意味でも、ホホバオイル生産者である農園との直接取引をすることに勝る品質管理方法はありません。

生産量の減少で希少化が進んでいる真にオーストラリア産のホホバオイル。キュアスでは農園から直接入荷したホホバオイルをお届けすることで高いレベルでの品質とカジュアルな価格を同時に実現しているのです。