エッセンシャルオイルの魅力を活用して生まれたのが「ナチュラル抗菌タイプ」のホホバ


エッセンシャルオイルの魅力は香りだけではありません。
たとえばティーツリーオイル。その成分構成は化学的な研究が進んでいて、どの成分が有用なのか、どのような構成のオイルが好ましいオイルなのか、といったことが広く知られています。

こうした研究の成果はキュアスホホバオイルにも活用されていて、画像の「ナチュラル抗菌タイプ」のホホバオイルの開発につながりました。
ホホバオイルそのものには一定レベルの抗菌力がありますが、ティーツリーの優れた抗菌効果の源泉となる『テルピネン4オール』を配合することでこの効果を違ったアプローチから強化。保湿と同時に体臭の原因として知られる雑菌の増殖を抑え、同時に雑菌が原因となる様々なスキントラブルから肌を守ったり予防したり・・・そんな商品の誕生へとつながりました。

エッセンシャルオイルは深く知れば知るほどに、さらに魅力が増してゆきますね。

香りでリラックスするのに重視すべき点は「好きな香り」だということ


エッセンシャルオイルについて、その抗菌効果やスキンケア効果など、日常生活での活用方法といった面について取り上げられる事が多いのですが、アロマに触れるきっかけとして最も一般的なのは「香りを楽しむため」ではないでしょうか。
「好きな香り」には緊張感をほぐし、リラックスさせてくれる効果があることが知られています。

たとえばラベンダーオイルのようにリラックス効果をもたらす成分がたくさん含有されている、といった化学的な裏付けがされるものもありますが、嫌いな香りが満ちた部屋では精神的にリラックスできませんから、化学的な裏付け以上に香りに対する「好み」がリラックス効果の上では重要視されるべきかと思います。

ですから、アロマを始めたらまずは好きな香りを見つけてみましょう。第一印象も大切ですが、繰り返し使う事によって徐々に味わい深い香りになってくる時もあります。
その時の気分や体調によっても香りへの印象は異なってくることでしょう。同じ名前の精油でもワインのように産地や生産年によって香りが大きく異なるものもあります。ですので色々な香りに、そして何度も触れてみる事をお勧めします。

好きな香りを見つけたなら寝室やリビング、バスルームなどで活用してみましょう。ディフューザーやアロマランプで拡散したり、キャリアオイルと混ぜてアロマバスなどでも楽しめます。

ここで大切なのは好きな香りを複数見つけておくこと。同じ香りを毎日使い続けると嗅覚が慣れてしまい香りが感じられにくくなるからです。
結果、香りを感じるためにオイルの濃度がドンドンと高くなってしまう傾向があります。香りを定期的に変えたり、ブレンドを楽しみながら香りに変化を与えるのがアロマを楽しむコツと言えるでしょう。

アロマといってあまり難しく考える必要はありません。まずは好きな香りに満たされた空間で緊張感をほぐしながらリラックスした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

香りのコーディネートでは「香りそのもの」のほかに「香りがもたらす印象」を意識することが大切


ミントの香りで多くの方がイメージされるのがペパーミントスペアミント
オーストラリア産のペパーミントはその甘い香りに特徴があり、北米産などと比較しますとマイルドなことから「香りのプロ」の間でも高い評価を受けています。このペパーミントと同じ農園で生産されているスペアミントオイルが今回の主役。

ペパーミントと異なり、スペアミントにはメントールがほとんど含まれていません。メントールはスッとする清涼感をもたらす一方で強い刺激があります。つまり、スペアミントオイルにはメントールが含まれない分、穏やかな優しいミントの香りを楽しむ事ができるのです。

刺激が少ない分、他のオイルの香りとの干渉も抑えられるため、たとえばオレンジやグレープフルーツといった柑橘系の香りとのブレンドにも適しています。ミントと柑橘の組み合わせは夏場のニオイ対策としてルームスプレーやコロン、デオドラントなどとしてもおすすめですね。

また、香りには「香りそのもの」のほかに「香りがもたらす印象」という大切なポイントがあります。つまりその香りを嗅いだときに人々に連想させるものは何か、ということ。
スペアミントの香りは歯磨きやガムの香りとしても広く知られている香りですから、つまりこの香りがもたらすイメージはスッキリ感と清潔感。
香りをコーディネートする際にはこうした「香りがもたらす印象」を上手に活用することが大切なのです。
こういった面でスペアミントオイルは比較的使いやすい、組み合わせやすいオイルとしてお勧めのオイルです。

エッセンシャルオイルをケモタイプで分類することの重要さとは?


たとえばAの木から収穫したミカンはいつも甘いのに、Bの木から収穫したミカンはいつも酸っぱい・・・
植物学上の分類では全く同じ樹木なのに、この様な違いがある、いわゆる「木の個体差」がある事は皆さん、経験的にもご存じかと思います。

果実だけでなく、同じ事がエッセンシャルオイルでも起こりえます。つまり「個体差」により、抽出されるオイルが大きく異なるという事実。
この「個体差」は樹木そのものの違いに加えて遺伝子レベルでの違い、生育環境、つまりその土地の土壌や水質、気候など様々な要素が相まって生まれます。そしてこの「個体差」はオイルの成分構成の違いとなり、時にそれは植物学的には全く同一でありながら、化学的な解析上はエッセンシャルオイル全く異なる、といった事態を引き起こします。どちらも同じ植物のオイルなのに、オイルは成分も香りも全く違う・・・これでは困りますので、植物の種類に加えて抽出されるオイルの構成成分に応じて更に細分化した「ケモタイプ」と呼ばれる分類がされる事になりました。このように細分化されたオイルではローズマリーが有名ですね。

実はティーツリーにも様々なケモタイプが存在しています。その中で、抽出したオイルに最も価値のあるテルピネン4オールを多く含有するタイプの樹木、つまり「テルピネン4オール・ケモタイプ」の木が商業生産に適したタイプの樹木とし唯一栽培され(もし仮に間違えて他のケモタイプを植えてしまうと商業的な価値は全くありません)、現在ではティーツリーの木がイコールで「テルピネン4オール・ケモタイプ」という状況が生まれました。しかしこれは栽培された木の話で森に自生するティーツリーの木にはこれ以外のケモタイプを持つティーツリーが存在しています。

時折、○○オイルには△△という成分が××%ほど含まれる、といった表現がありますが、これはケモタイプの研究が進んで栽培による商業生産が行われている場合にのみ通じる話。未だにエッセンシャルオイルの多くは十分な研究が進んでいないため、同じ名前のオイルであっても生産地や生産者、生産ロットによってそのオイルの成分構成や香りには大きな違いが存在している事を理解する必要があるのです。

すぐにできる! エッセンシャルオイルを使ったルームスプレーの作り方


お部屋ニオイ対策などで活用されるのがルームスプレー。大手メーカーさんの除菌スプレーなども人気ですが、今回はオリジナルの香りで楽しむルームスプレー作りです。今回は乳化剤の添加のない、純粋なエッセンシャルオイルを使用する場合の作り方と使い方です。

作り方は簡単で、スプレー容器に水とお好みの精油を加えて、毎回使用する前に容器を振って中のオイルをしっかり撹拌するだけ。シンプルですが、ここでポイントとなるのはオイルの選択。
ウッド系などの粘性の高いオイルは撹拌しにくいため単独での使用は避け、粘性の低いオイルにブレンドするか、アルコールで少し希釈する必要があります。またシミになることを防止するため、色の濃いオイルは避けたほうが良いでしょう。

ブレンドにお薦めなのはティーツリーオイル・エクストラクト。強力な抗菌効果がその理由。抗菌・除菌スプレーに最適です。風邪予防など、これからの季節に活用していただけます。このオイル自体にはあまり香りがありませんので、お好みのオイルで香りづけをして下さい。リビングならレモンマートルペパーミント、寝室ならタスマニアンラベンダーロザリーナの香りなどはいかがでしょう。

ブレンドが難しいとお感じのお客様にはメディフレグランスの抗菌エッセンシャルオイルをご選択いただく方法も。

<用意するもの>
・スプレー容器
オイルの成分で劣化するため安価なものがお薦め。市販のお掃除スプレーなどの空容器の再利用も良いです。
・水 300ml
水道水よりペットボトル入の飲料水の方が長持ちするかも
・精油(エッセンシャルオイル)
【ブレンドの例】
抗菌用にティーツリーオイル・エクストラクト 20滴
香りづけにペパーミントやラベンダーなど 5〜10滴

これらを加えた後、使用前に容器を振ってしっかりオイルを撹拌してからスプレーして下さい。スプレーする際には目に入らなうよう気をつけましょう。

リナロールを多く含むエッセンシャルオイル


今回は少し専門的なお話。
ラベンダーオイルにはリラックス効果があるとされ、またその殺菌効果から火傷などのケアにも有効とされていますが、この源泉となっているのがリナロールという成分。
このリナロールを含む、モノテルペンアルコール類は化学的分類上、比較的人体への毒性が低く肌にも優しいとされてます※。ちなみにティーツリーオイルの抗菌成分であるテルピネン4オールも同じモノテルペンアルコール類に区分されます。

このリナロール。たとえば2018年産のタスマニアンラベンダーには約38%含まれています。しかしこれと同等かこれを超える量のリナロールを含んでいるオイルが意外なところにありました。どちらもティーツリーと同じメラルーカ種の樹木から抽出されたオイルで、ロザリーナとニアウリLNCT。

ロザリーナは「ラベンダーティーツリー」という別名を持ち、でフローラルな香りが特徴。現在出荷中のオイルで約42%のリナロール含有量です。
ニアウリLNCT。こちらはリナロールとネロリドルという成分を中心に組成されるオイルを含有するニアウリのケモタイプの1つで別名はネロリーナ。現在出荷中のオイルで約30%のリナロールを含有しています。
*共に2018年6月の時点での出荷ロットの成分構成によります。ロットによりこの数値は大きく変わる場合があります

ラベンダーの香りを好む方やラベンダー以外にリナロールを多く含有するエッセンシャルオイルを探している方にはこれらが選択肢となるかと思います。

一方でリナロールは一部の体質の方にはアレルギー成分となり得る事が知られており、ラベンダーの香りが苦手な方にはリナロールに対する拒否反応が疑われる場合があります。
ここに着眼しているのがニュージーランド産のラベンダーオイルでリナロールの割合が15%程と一般的なラベンダーオイルの半分ほどしか含まれていないため、リナロールを苦手とする体質の方でも活用しやすいラベンダーオイルとして注目を集めるようになりました。

香りだけでなく、こんな化学的な目でエッセンシャルオイルを考えるもの面白いですよね。

エッセンシャルオイルを活用したお掃除テクニック


エッセンシャルオイルの魅力は香りだけではありません。身の回りの商品に「〇〇オイル配合」などと書かれているものがありませんか?
今回は生活に活用されるエッセンシャルオイルの中から、「お掃除」をテーマに活用例をご紹介しましょう。

・拭き掃除に
バケツ一杯の水にティーツリーオイルを10〜20滴ほど入れて撹拌。この水で雑巾を使った拭き掃除に活用します。オフィスの電話の受話器など、汚れやすくニオイや雑菌の増殖が気になる場所にも有効。

・油汚れに
デスクの上のボールペンやインク汚れ落としにはティーツリーオイルペーパーミントオイルが有効。ティッシュペーパーや雑巾などに数滴オイルをドロップして拭けば簡単に落とすことができます。シール剥がしにも使えます。ただし、スチロール系の樹脂の場合、樹脂を腐食してしまいますので使えません。また、木材の場合はシミにもご注意を。

・陶器製洗面台のお掃除に
まず、洗面台にお湯を入れて陶器を暖めます。お湯を流してからティーツリーオイルを陶器の表面に数滴ドロップしてからキッチンペーパーやスポンジなどでこすり洗い。水を流して洗い流せば完了。ピカピカになります。

・ゴミ箱の中に
コバエ対策にはレモンマートルオイル。ティッシュやキッチンペーパーに数滴ドロップしてゴミ箱の中に入れておけばコバエが寄り付きにくくなります。

・玄関の靴箱に
靴のニオイ対策にはティーツリースプレー(ダニ駆除スプレーでも代用可)が有効。ティーツリーの抗菌成分により靴の内側にスプレーするだけでニオイの原因となる雑菌の増殖が抑制できます。革靴はシミになる場合があるのでご注意を。
靴箱にはペパーミントラベンダーなどの精油をドロップした木片を置いておく方法も。クスノキの木片が入手できればさらに効果的ですね。

・空気のお掃除・空間の抗菌
精油をディフューザーやアロマ加湿器で使っている方には精油と同量のティーツリーオイル・エクストラクトを加えてみては? 香りにほとんど影響を与えることなく、ティーツリーの強力な抗菌成分を拡散することができます。

寝室をもっと心地よい空間に! 自分のためのラベンダーの香りを見つけよう


心を鎮めてくれる「鎮静効果」で知られるラベンダーオイル。心がざわめいて眠れない夜に、ハンカチ等に数滴ドロップして枕元に置いたり、枕に挟んでおくことで睡眠導入効果が期待できるという話を聞いたことがある方も多いかと思います。

ところでラベンダーは「一般に広く知られた香り」と思われがちですが、実際にはよりオイルが抽出しやすいラベンダーの近似種を含めて全てひとくくりにして「ラベンダー」と表示されることもしばしば。さらに鮮度、生産地の気候や土壌などの環境が影響により抽出されるオイルの成分にも大きな差が出ることから、結果として香りにも様々な違いがあります。なので、入手したラベンダーオイルの香りが「知っていたつもり」の香りと全然違う香りだった、という事も珍しくありません。
たとえばティーツリーファームズではオーストラリア(タスマニア州)産のラベンダーニュージーランド産のラベンダーの2種を出荷しています。共にLavandula angustifoliaという名の学名を持つ真正ラベンダーなのですが、そこから生まれたオイルの成分構成は全く異なり、その香りは対極に位置しています。

寝室は一日の約3分の1を過ごす空間です。だからこそ、この空間を世界中のラベンダーの香り中から「気に入ったラベンダーの香り」を探して、もっと心地よい空間と時間にしてみませんか。

ティーツリーオイルの活用方法をご紹介 一挙21連発!


オーストラリアでは誰もが知っているティーツリーオイル。実際、様々な場面で使用されています。
そこで今回はオーストラリアでのティーツリーオイルの使い方について、箇条書きで一挙にご紹介しましょう!

ただし、実践・ご利用は自己責任でお願いしますね。

・虫刺され対策
・痒み止め
・擦り傷、切り傷の消毒&化膿防止
・口内炎&歯肉炎予防と対策
・肌荒れ対策&スキンケア
・フケ対策&頭皮ケア
・水虫の治療
・カンジダの治療
・ティック(吸血ダニ)の駆除
・抗菌スプレー
・腋下のデオドラント
・フットスプレー
・ハウスダストアレルギー(花粉症)対策
・うがい
・石鹸に加えて固形抗菌石鹸
・液体石鹸に加えて手洗い石鹸
・ペットのケア(猫は不可)
・石鹸に加えて抗菌石鹸
・バケツに加えて拭き掃除
・シール剥がし
・金属製品の表面汚れ等の除去

アロマで「お部屋の虫除け」を!


「置くだけで嫌な虫を寄せつけない」こんなキャッチフレーズの商品がありますが、こうした商品はピレスロイド系の薬剤、つまり殺虫剤を基本にしたものと、精油に含まれる成分を使った虫が嫌う成分を基本としたものに大別されているようです。
殺虫剤系のものは確かに強い効果がありますが、お部屋に殺虫剤を充満させるこの方法に対して抵抗がある方も増えた事もあって、最近は精油成分を基本にした商品が増えてきました。

もちろんこうした商品を購入・活用する方法もありますが、アロマを少し学べば自分で作ることもできます。

蚊やブユなどが嫌う香り、これを活用しましょう。ティーツリーファーズの商品であればレモンユーカリレモンティーツリーラベンダーペパーミントなどが該当します。これらのオイルには蚊が嫌う成分が多く含有されているのです。
用意するのはこれらの精油のほか、電器店や雑貨屋さんなどで安価に売られている芳香用の超音波式ディフューザー1台。ディフューザーに対してこれらのオイルを数滴加えて拡散するだけです。
オイルはそのまま使っても構いませんし、ブレンドしてもOK。精油の香りはお客さんの訪問があった時にはそのままお部屋の香りとして意識されますので、お部屋のデコレーションとして心地よい好みの香りを作ってみましょう。
私のおすすめはレモンティーツリーペパーミントのブレンド。レモンミントの香りですよね。

精油の働きは虫を殺してしまうのではなく、虫が嫌う香りで近づけない事ですから、窓際など虫の侵入ルートに置くのがコツ。
今年の夏はアロマでお部屋の虫除け、オススメです。