ホホバで簡単にできる! ボサボサの髪をしっとりサラサラにする方法


乾燥によりダメージなドによりボサボサになった髪。高価なシャンプーやコンディショナーでトリートメントをする方も多いのではないでしょうか? こうした髪は、ホホバオイルを使って簡単にケアすることができるのです。

ホホバオイルをつかった「ヘアパック」。手のひらにゴールデンホホバオイルをとり、両手で広げてから髪全体になじませます。もしフケっぽいような状態であれば、髪と同時に頭皮にもしっかりと馴染ませてみましょう。
短い髪の場合には乾いた髪にそのまま使用しても構いませんし、もし長い髪であれば事前に軽く洗髪してからタオルドライした後に使用すると使いやすいですね。
髪にホホバを入れてから10分ほど置いて、後はいつもどおりにシャンプーをつかって洗い流します。これだけでしっとりした髪に仕上がりますので、コンディショナーは不要になることでしょう。

ホホバをつかった簡単ヘアパック。わずかこれだけでしっとりサラサラの髪を取り戻すことができます。

虫刺されとティーツリーオイル


虫刺されの後のかゆみ。これに効果的なのがティーツリーオイルで、オーストラリアでも多用されています。
これにはいくつかのプロセスがあります。その1つ目はかゆみを抑える効果。
ティーツリーオイルには軽い麻酔作用があるため、あのガマンできないかゆみを軽くしてくれる効果があるのです。

2つ目は抗菌力による消毒効果。虫刺されは刺された事によるダメージ以上に、かゆみにのために爪先をつかって肌を引っ掻いてしまった事による傷口が様々なトラブルとダメージの原因になりがちですよね?
ティーツリーの抗菌成分が傷口の消毒とケアに役立ちますので、こうした虫刺されの後の「2次的なトラブル」対策にも効果的なのです。

一方で虫に刺されないための虫よけ効果について。ティーツリーオイル自体はとても強い成分のため、虫がオイルに直接触れた場合には死んでしまうのですが、虫が嫌って近付いてこなくなるような成分の含有には乏しいため、残念ながら虫よけとしてはあまり役立つことはありません。
虫よけには適しているのはレモンティーツリーレモンユーカリの香りになります。

ホホバオイルとティーツリーオイルで体臭対策&予防


チーズのようなニオイ、とも表現されることの多い体臭。古くなった皮脂に雑菌が増殖することで、あのニオイが発生すると言われています。
つまり、皮脂と雑菌をコントロールすることで体臭問題の改善が期待できる、ということになりますね。

そこで考えられる方法は2つ。1つ目は皮脂をコントロールする方法。活用するのはホホバオイルです。
ホホバオイルは皮脂の成分に近いため、固化した皮脂を溶解する効果があります。ホホバオイルを使って腋下など、ニオイの気になる部分をしっかりとクレンジングしてから、石鹸を使って洗い流しましょう。古い皮脂を減少させることでニオイの原因を取り除きます。

2つ目は雑菌をコントロールする方法。活用するには高い抗菌効果のあるティーツリーオイルです。
マカデミアナッツオイルなどのキャリアオイルやエタノールを利用して希釈したティーツリーオイルをバスタブに入れるなどの方法で入浴時に利用します。ニオイを発生させる雑菌の増殖を抑制することでニオイの原因を取り除きます。

さらに、これらのハイブリット方式としてこれら両方を同時に試したり、抗菌タイプのホホバオイルをクレンジングで活用する方法もありますね。

超簡単! オーストラリアで一番人気のマッサージオイルのレシピ


今回はオーストラリアで最も多用されているマッサージオイルのレシピの紹介です。
といっても、あまりに簡単すぎて、レシピと呼べるほどの内容でもありませんが・・・。

準備するものはコスメグレードのマカデミアナッツオイルとラベンダーオイル、これだけ。
マカデミアナッツオイルに対して0.1〜0.3%程度の割合でラベンダーオイルを混ぜ合わせて完成です。

オーストラリアでマカデミアナッツオイルが多用されている理由は、これが国産(オーストラリア産)のマッサージ用キャリアオイルとして品質的にも価格的にもダントツで優れているから。伸びもよくベタつきもなく、ナッツ特有の香りも抑えられている上、酸化に強く安定していて使いやすい、と良いとこ尽くめ。そんな事もあってでしょう、過去にお話を伺いに行った数箇所の某超高級サロンさんの全てで、このレシピが使われていました。

ちなみに、食用グレードのマカデミアナッツオイルはベトベトして匂いも強く、酸化の影響も受けやすいので、代替になりません。また、某高級サロンさんで使っていたラベンダーオイルはオーストラリア・タスマニア産の高品質オイルでしたから、加えるラベンダーの香りもこだわってみると良いでしょう。

オーストラリア産のペパーミントオイルが「甘さ」を連想させる理由


オーストラリア産のペパーミントの香りの特徴は「甘さ」を感じさせる香り」。
実際のところ決してオイルそのものが甘いわけではないのですが、なぜこのように感じるのでしょうか?

その理由はキャンディーなど、甘い食品から連想されるイメージです。そう、口に入れた瞬間にスパイスのような感覚に遮られることなく、スッとメントールの澄んだ香りが抜け出て広がる、皆さんがよくご存知のあの香りですね。

他産地のペパーミントオイルの多くは、香りの最初にスパイシーでトゲトゲした雑味を思わせる香りがあります。そのため、キャンディーの香りをイメージしたまま、こうしたペパーミントオイルの香りを試したなら、一番最初に感じられるスパイスのような香りに、ちょっとしたショックと違和感を感じるのではないでしょうか? お店のサンプルでペパーミントオイルの香りを試して、食品として知っているペパーミントの香りとの間でギャップを感じたことのある方は少なくないことでしょう。
おそらくこのスパイスのような香りは食品に加える香りとしてはあまり好まれなかったのでしょう。結果、多くのキャンディーは今の香りとなったのではないかと想像できますね。

オーストラリア産のペパーミントオイルの香りは、このスパイスっぽい刺激部分がほとんど感じられないのがその特徴。そのため、食品として親しまれているペパーミントの香りにとても似ていて、これが「甘さ」を連想させることにつながっているようです。

ホームパーティー直前! 蚊よけで効果のあったレシピ


3月に入り、雨の降る日が増えてきたオーストラリア。太陽の日差しも少し柔らかくなり、気温も暑すぎることなく快適になってきました。
こんな中、ちょっとしたパーティーを自宅でホストしたのですが、困ったことが一つ。雨後の蚊の大量発生です。
ちょっと庭に出ただけでたくさんの蚊が後を追ってくる状態で、玄関や庭への出入り口付近にもタムロして人の出入りを待っている・・・
そこで作って活用したのがレモンユーカリを使ったスプレー。パーティーの2時間ほど前に大きめのスプレー容器に入れて玄関や窓まわり、家の外壁、床タイルなどにスプレーしたところ、パーティー中にはほとんど蚊が寄ってこなくなり、快適に過ごすことができました。(スプレー中には多くの蚊が慌てて飛び去って行きました!)

その時のレシピは以下のようなもの。詳細に計量していませんので、割合はおおよその目安数値です。
レモンユーカリオイル 10%ほど
ペパーミントオイル 3%ほど
・エタノール 37%ほど
・蒸留水 50%ほど
これを混ぜ合わせて、よく振りながら窓用掃除スプレーの空き容器に入れて散布して使用しました。

ちなみに、レモンユーカリは少し古くなって酸化の進んだオイルのほうがより効果的のようです。

真面目に考える、ティーツリーオイルで「天ぷら」が作れない理由


オイルといえば、一般的にイメージされるのはサラダオイルなどの食用油でしょうか。こんな連想からエッセンシャルオイルに対しても「油脂」だという誤ったイメージを持っている方が時折いらっしゃるようです。そして「エッセンシャルオイルで天ぷらは作れるのかな?」といった発想(もちろん冗談でしょうが)につながるようです。

で、今回は真面目にこれが実現可能なのかを考えてみましょう。

実際のところエッセンシャルオイルは揮発油でその成分は「化合物の複雑な混合物」。また気化する温度も低いので、油脂のように液体の状態のまま温度をどんどんと上げることができません。たとえばティーツリーオイル。水蒸気を使って蒸留して作られたわけですから、オイルのすべての成分が水より低い摂氏100度に到達する前に気化してしまうことになりますよね。
天ぷらは衣に含まれた水分を天ぷら油の熱(通常は160〜180度ほどでしょうか)で気化させて「乾燥」させることでサクサクになるわけですから、水よりも先に気化を始めてしまうティーツリーオイルでは衣をから水分を抜いてサクサクに仕上げることができないのです。
なので天ぷらは作れません。
また、一般的なティーツリーオイルの引火点は60〜65度前後になりますから、料理以前にコンロの火の引火による火災の心配をしなければいけませんね。

まあ、もしうがい等でティーツリーオイルの「味」を知っているなら、仮に数々の難題をクリアして天ぷらが作れたとしても、美味しくなるとは思えないでしょうけれど。。。

体験談:邪魔だった直径5ミリのイボがポロリと取れた話


半年ほど前からでしょうか、瞼の上にできたイボが気になり始めました。
当初は小さなホクロのようなものだったのですが、徐々に大きく、そして2ミリ程度の分厚いものに成長。そして少し痒みを感じることも。
また瞼の上という場所もあって、まばたきをすると少し干渉して嫌な感じで気になります。
このイボは以前、側頭部にできた細菌性のイボにとても似ていたため、今回もブルーサイプレスオイルを使って退治に挑戦しました。

アプローチは極めて簡単。朝晩各1回、オイルを指先でチョチョっとイボに直接刷り込むだけ。ブルーサイプレスでのイボ退治は今回で3回目になりますが、今回初めて、わずかな刺激を感じました。目の周囲という敏感な部位だったからでしょうか。

過去2回では3週間ほどかかって、ボロボロと崩れるように取れたイボですが、今回は強めに刷り込んだ事もあってか、わずか1週間でイボはだんだんと固くなって、ポロリと取れてしまいました。その取れたイボの画像が上のコレ。画像では4ミリほどしかありませんが崩れ落ちた箇所があり、全長は5ミリちょっとの大きさでした。

取れたあと(直後)の様子はこんな感じ。赤黒い跡は残っていますが、大きく飛び出ていた邪魔なイボが取れて、もちろん痒みもありません。

ブルーサイプレスオイルを使った細菌性イボ退治。
オイルと体質との整合性もありますので、誰でもできるものではないかもしれませんが、個人的にはコレが3回のイボ退治成功となりました。

なお、この記事は個人の体験をご紹介したものです。
もしご自身で挑戦される場合には十分に気をつけて”自己責任”でご利用ください。

ティーツリーの抗菌・消臭効果が確認できる、簡単な実験


ティーツリーオイルの抗菌効果については、既にこのページの読者の方なら十分にご存知かと思います。
では、今回はティーツリーの持つ消臭効果とその実験についてご紹介しましょう。

エッセンシャルオイルの持つ消臭効果については、香水のように強い香りでニオイをマスクしてしまう方法と、ニオイの原因を根本から退治してしまう方法の2つがあります。ティーツリーの場合、香りが強いのでマスクすることもできますが、本当に実力を発揮するのは抗菌成分による2つ目のニオイの根本的な退治です。

ではこのことを証明する実験をしてみましょう。
用意するものは一日履いたニオイの気になる靴下と密封できるビニール袋、そしてティーツリーのダニ駆除スプレー。このスプレーがない場合には、ティーツリーオイルを使って自作したスプレーでももちろんOK!(参考記事:簡単なティーツリースプレーの作り方

1つ目の袋には、靴下をそのまま入れましょう。これは実験結果の比較用。
2つ目の袋にはティーツリースプレーを吹き掛けた靴下を入れて密封します。
袋には空気が入っていても大丈夫。そして1日そのまま屋内に放置します。

翌日、開封してニオイを比べてみましょう。
スプレーをしなかった靴下はあの独特のニオイはそのまま。一方でスプレーした方の靴下からはほとんどそれが感じられないレベルに! もはやその違いは「驚異的」なレベルです。

とても簡単な実験ですから、是非、機会がありましたらご自身でもお試しください。

ネロリーナ、レモンティーツリー、レモンマートル・・・入手が難しくなってきたエッセンシャルオイル


希少種とされるエッセンシャルオイル。こうしたエッセンシャルオイルはオイルの生産量が少ないのと同時に、その生産者の数も少ない、という現実があります。つまり、その生産者が生産を止めてしまった場合、誰かが他の場所で新たに生産を始めるか、ほかの誰かがその農園を買い取って生産を引き継がない限り、そのオイルは世界からなくなってしまう・・・
事実、今こうした「消滅の危機」に瀕しているエッセンシャルオイルはいくつもあります。たとえばネロリーナロザリーナがその具体的な例。生産・供給が止まったり著しく減少した希少種のオイルは一気に値上がりが始まります。このほかレモンティーツリーオイルにように複数の生産者がいるにもかかわらず、人気精油であるがゆえ、生産量が相対的に不足し供給が安定しない例もあります。

ちょっと変わった例ではレモンマートル。こちらはハーブティーの人気が高まり、オイル生産からドライハーブ生産に切り替える農園が増えたことから、エッセンシャルオイルの供給不足と値上がりにつながっています。
このように、エッセンシャルオイルの需給バランスは、その香りと同様にとてもデリケードなのです。

※画像はレモンマートルの葉。このまま乾燥させるだけでハーブティーになります。