砂漠並みの湿度・・・そんな飛行機に乗る旅で役立つティーツリーの小瓶


飛行機の中の空気はその湿度が20%以下と、とっても乾燥しています。この湿度は砂漠並みなのだとか。
こんな事もあって、少し風邪っぽいときなどに飛行機で旅行をすると、すぐに喉が痛くなってしまいますよね。

で、役立つのがティーツリーオイルを使ったうがい。最初にコップに2滴オイルをドロップし、あとから水を加えて撹拌。この水でガラガラうがいすると、少し苦味を感じますが、喉の痛みは一気に緩和されます。

疲労が溜まっているときに多くなる、口内炎対策にも効果的ですから、旅に出るときにはティーツリーの小瓶を欠かさずに持って出ることをお勧めします。

アロマトレイ付きの加湿器で抗菌エッセンシャルオイルを活用しよう


最近、よく目にするのが画像のような「アロマトレイ」のある、こうしたタイプの加湿器。
タンク内の水に直接エッセンシャルオイルを加えて拡散するアロマディフューザーの対して、こうした加湿器はトレイの中を通過することでエッセンシャルオイルの成分を含んだ空気をミストと共に拡散する方式です。
もちろん、加湿を一番の目的にしていますから、ディフューザーほどにエッセンシャルオイルを高い濃度で拡散することはできませんが、抗菌成分をたっぷり含んだ抗菌エッセンシャルオイル「メディフレグランス」なら、これで十分かも。

トレイに対して少し多めにメディフレグランスを滴下して加湿器を運転します。空間全体に心地よい香りが広がり、同時にアロマ抗菌成分も広がりますね。
シニアアロマを使うなら、こうした加湿器を2台用意して、リビングでは昼用の香り、寝室で夜用の香りを固定してセットするのもいかも。

加湿器の場合、タンクのお手入れにもディフューザーほど手がかかりませんから、抗菌エッセンシャルオイルを使うことで、手軽に有効活用できそうですね。

ご存知ですか? エッセンシャルオイルには「当たり年」がある!


ティーツリーのように一年のうちに何度もハーベストが行われる植物では分かりにくいのですが、1年に1回しかハーベストの行われない、例えばラベンダーなどではその香りと成分分析にその年の「作柄」が顕著に現れます。

過去15年ほどの中で、2010年に次いで2番目に優れた作柄になったのが今年2019年産のオーストラリア産タスマニアン・ラベンダーオイル。フローラルな香りの源泉となるリナロールの含有量が39.5%と、大変高い割合になりました。実際、解禁されたばかりの2019年産オイルの香りは青々しい、少し尖ったフレッシュな香りがある一方で、深いフローラル感のある香りが楽しめるエッセンシャルオイルに仕上がっています。

ブレンドと調香により、その香りを平準化・調整しているメーカーさんのエッセンシャルオイルでは気が付きにくい点ですが、毎年の作柄をそのままに、ワインのように商品化しているティーツリーファームズのようなエッセンシャルオイルメーカーでは、こうした毎年の作柄の変化を楽しむことができるのです。

ピュアオイル? 希釈オイル? ニュージーランド産のマヌカオイルを選ぶ


漢方薬をイメージさせる特徴的な強い香りがあるため、香りを楽しむ目的で用いられるケースは少ないニュージーランド産のマヌカオイル
しかし、この香りには鮮度が影響しているようで、農園から作りたてで直送されてきたマヌカオイルでは軽やかで爽やかな香りが楽しめます。

香りを楽しむ用途では使わることの少ないマヌカオイルですが、マヌカハニー同様にその抗菌効果の活用を目的としては人気です。商品としては10%程度に希釈されたオイルが一般的に多く流通しているほか、これよりも更に濃度を下げることで価格をより抑えた商品も見られます。

アロマの知識がある方であれば、マヌカのピュアオイルと良質なキャリアオイルを購入し自身で希釈するのが最も経済的な方法。しかし正確な計量を行うためには器具等が必要になりますので、少し面倒な面も。(希釈オイルの作り方はこちらのリンクを参照
一方でより簡単に利用したい場合であれば予め希釈されたオイルを選択する方法が良いでしょう。(ティーツリーファームズではヒーリングスタイルよりマヌカ10%希釈オイルを出荷しています)。

活用の幅が広いマヌカオイル。上手に選んで使ってみましょう。

 

マダニの予防にはハーブの虫よけ


草むらなどにいて、吸血するマダニ。噛まれた箇所は腫れて、強烈なかゆみがあります。
感染症の原因にもなり日本では最近、話題になることが増えましたが、オーストラリアでは昔から広く知られた存在です。犬や猫、牛、鳥などといった動物にも付いて吸血しますから、人だけでなくペットも刺されないように気をつけてあげる必要があります。

こんなマダニですが、ハーブの虫よけスプレーが効果的で、屋外での作業でこのスプレーを使用していて刺された経験が一度もありません。おそらくレモンティーツリーやレモンユーカリに含まれる成分に効果が見られるようです。
愛犬には犬用のスプレーも。

特に夏を過ぎた頃からはオーストラリアではこうした作業をしていない、ただ芝生の上でのウォーキングをしていただけで噛まれた、というケースも増えるのですが、靴や足首にスプレーしておくと効果的です。

スプレーを自作する場合には、スプレー容器にレモンティーツリーオイルレモンユーカリオイルを3〜5%になるようアルコールで乳化・希釈して使用すると良いかも。
もし噛まれてしまった場合、マダニを取り除いたあとの強烈なかゆみと傷口の消毒対策にはティーツリーオイルが役に立ちます。

肌がしっとり・・・キュアスで簡単アロマバスを楽しむ

アロマバスといえば、本物のエッセンシャルの香りで楽しみたいもの。
しかし、希釈のないエッセンシャルオイルをそのままバスタブに入れてしまうことのリスク・危険性は以前に本欄の記事(実験画像で見てみよう! 安全にお風呂でエッセンシャルオイルを活用するためには?)でもご説明させていただきました。

でもその都度、アロマバス用に希釈したオイルを作るのは面倒・・・そう感じたならキュアスホホバオルのフレグランスタイプを活用してみましょう。

フレグランスタイプのホホバはその名前の通り、香りのついたゴールデンホホバオイル。もちろん使用しているのは天然のエッセンシャルオイルですから、香りはホンモノ!
アロマバスで人気のローズやラベンダー、少し暑くなればペパーミントやレモンミントの香りなどが活躍します。花粉の季節ならユーカリが人気ですね。

使い方は簡単で、そのままお湯入ったバスタブに適量を加えるだけ。お湯の温度によりエッセンシャルオイルがふんわりと湧き上がり、浴室を満たしてくれます。

さらに、お湯の表面に広がったホホバオイルは湯上がりの肌に密着。タオルドライの後にはモチモチ、すべすべの肌を実感できることでしょう。

疲れは肌に表れます。キュアスで肌も心も疲労回復させてあげましょう!

プロが教える、キャリアオイル選びで気をつけるべきポイント


エッセンシャルオイル選びではその香りや品質に注目する一方で、意外と無頓着になってしまう方が多いのがキャリアオイル選び。
エッセンシャルオイルと比較して安価なことと、選択肢があまり多くない、といったことも影響しているのかもしれませんね。
ただ、マッサージオイルなどの用途など、多くの場合でブレンドにおけるキャリアオイルの割合はエッセンシャルオイルより高くなります。場合によっては全体の99%以上がキャリアオイルで占めることだってあるわけですから、この品質を気にしないなんて、あってはいけません!

キャリアオイルはホホバやマカデミアナッツアーモンドオリーブ、アボカド、グレープシード、アプリコットカーネルなど様々。さらに精製オイル、未精製オイル、オーガニックオイルなどの選択肢が加わります。
それぞれに粘性や香りの強弱、時間経過による酸化などによる劣化への強弱などの特徴がありますから、これらの条件を理解した上で選択しなければいけません。

1回あたりの使用量も多いため、1本数百ミリリットルと比較的大きな容量で販売されていることの多いオイルですから、一般ユーザーにおすすめするのは使用サイクルと保管・使用期限のバランスを考えること。
一般的なユーザーであれば2年以上の保管に耐えられる、精製されたアーモンドやマカデミアナッツのオイルが便利かも。また、ホホバオイルは未精製であっても2年以上の保管に耐えられます。容量が大きいほどに単価が低くなりますので、まとめ買いする場合にはこうした長期保存に適した種類のキャリアオイルがオススメです。
一方で、ハイペースで3ヶ月〜半年以内に使い切れるなら、未精製のアボカドオイルなどはユニークな選択肢かも。

価格重視で、オリーブオイルやグレープシードオイルで安価な食用オイルで代用しているケースもあるようですが、もしベタつきや香りが強く、植物由来の不純物の含有も多くいため酸化の影響を受けやすいので、プロのセラピストは絶対に採らない方法ですね。

せっかく品質の優れたエッセンシャルオイルを使うのですから、キャリアオイル選びにもこだわってみませんか?

画像は精製マカデミアナッツオイル。オーストラリアではマッサージセラピストのほとんどが、このキャリアオイルを選択しています。

ティーツリーオイルを使ってキッチンやシンクのお掃除!


デスクについたボールペンインクの汚れ。ティッシュペーパーにティーツリーオイルを1滴ドロップして拭き取ると、一瞬できれいになることでしょう。ティーツリーオイルには油性の汚れを簡単に除去できる、そんな効果があるのです。

こうした効果が活用できるのはデスクだけではありません。たとえばキッチン。シンクで使用すれば油汚れの除去にとどまらず、その優れた抗菌成分による抗菌効果&食中毒予防としても魅力的ですね。
シンクのお掃除では、まずお湯を流してシンク全体を温めます。そしてティーツリーオイルを特に汚れが目立つ箇所を中心に数滴ドロップ。そして固く絞った雑巾やお掃除用のスポンジ、キッチンペーパーなどを使って隅々までしっかりクレンジング。
そしてあとはきれいに洗い流せば完了。特に金属製のシンクならお掃除後にはピカピカに見えるかも。

水でうすめて使えるティーツリーオイル」を10倍に希釈し、スプレー容器に入れて拭き掃除に使用する方法もいいですね。食卓のテーブルやキッチンベンチのお掃除にはこの方法が簡単・最適。ピンポイントで汚れが特に目立っている箇所にはキッチンペーパーにティーツリーオイルを1滴ドロップしてお掃除する方法も。ただし、ティーツリーオイルはニスや樹脂などの表面コーティングを溶かしてしまう事があるので、木製家具や樹脂製の仕上げの家具では注意が必要です。

カビ対策・予防としても効果的ですし、これらが原因となる「キッチンの嫌なニオイ」の予防対策にもなりますので、定期的に活用してみませんか?

ティーツリーで、果樹の樹皮に生えたカビを退治


微量でも強い抗真菌効果があるのがティーツリーオイル。真菌とはカビ。さらにキノコも真菌に区分されます。

果樹園のオレンジの木の樹皮に黒いカビがたくさん生えたことがあります。カビは放射状にどんどん広がり、やがて胞子を放つために小さなキノコがニョッキリ。
問題なのはこのカビが生えた部分から先の枝が弱ってしまい、枯死してしまうこと。こうなるともう放置しておくわけにはいきません。

そこでティーツリーを活用。水溶化された「水でうすめてつかえるティーツリーオイル」を10倍に希釈(これでティーツリーの濃度は1.5%になります)し、スプレー散布。1回のスプレーだでけ、その後1週間ほどでカビは死んでしまい、やがて乾燥してボロボロと剥がれ落ちてしまいました。

屋内のカビ対策として注目されるティーツリーですが、屋外でもこうした活用方法がありました。

ささくれ・さかむけなら、マカデミアナッツオイルが効果的


ネイルオイルをご存知ですか? その名前の通り爪をケアするためのオイルですね。
オーストラリアではベタつきが少なく、爪を強くしてくれるマカデミアナッツオイルをつかったトリートメントが人気です。

アプローチは簡単。コスメティックグレードのマカデミアナッツオイルを爪に直接塗って、指先で丁寧にマッサージするだけ。爪周りも同時に保湿されることでささくれ・さかむけといった問題も一緒に解決する事ができるのです。

ココで重要なのは化粧品グレードのオイルを選択すること。もし似ているからといってキッチンにあった食用のマカデミアナッツオイルを使ったりすると、ベトベトしてスマホの画面も油まみれ・・・みたいな、ちょっと大変な事になってしまいますので、ご注意を。