ダニ退治に簡単で効果的なのはティーツリーオイルの活用


ダニ退治。ハエなどと違って容易に目に見える存在ではありませんから、その駆除効果もなかなか判断が付きませんね。さらに、カーペットや畳などに使用する場合には広範囲に駆除剤を散布する必要がありますから、殺虫剤などは避けたいところ。

そこで活躍するのがティーツリーオイルです。人への毒性もありませんから、枕や布団などの寝具にだって安全に使えてしまいます。愛犬の寝床のダニ退治もコレでOK。

駆除には専用の「ティーツリーのダニ駆除スプレー」を利用するのが最も簡単な方法。コレ1本で6畳ほどのお部屋なら3部屋に使えます。
もっと広範囲に使うなら自作する方法も。スプレー容器に水とオイルを加えて、撹拌しながらスプレーする方法なら、簡単ですね(スプレーの作り方レシピはこちら)。

ティーツリーオイルはスプレー内の溶液の濃度が1%もあれば、ほぼ確実にダニ駆除効果が期待できますので、積極的に活用してみませんか?

カーペットや畳で使う場合には、スプレーの後に換気をしながらしっかり乾かして、最後に掃除機でのお掃除をお忘れなく。寝具は外干しがオススメです。

抗菌に役立つオイルと言えばこの2つ!


抗菌効果のあるエッセンシャルオイルとして、最もよく知られているのが、オーストラリア産のティーツリーオイル、そしてニュージーランド産のマヌカオイルの2種ですね。

これらの植物は共にフトモモ科に属する近似種なのですが、抗菌効果の源泉となる成分はそれぞれに全く異なっています。

ティーツリーオイルの抗菌は主に「テルピネン4オール」という成分。大変強い成分で、水虫などにも高い効果が知られています、またこの成分を濃縮したエッセンシャルオイルを使えば、内服薬の服用以外に治療が困難とされる爪水虫の退治にも効果が見られるほど。

そしてマヌカオイル。こちらの抗菌成分は「レプトスペルモン (leptospermone)」を中心としたトリケトンと呼ばれる成分群。全体的に刺激の強い成分の含有が少ないため、愛用している方も多いオイルです。ただし、特徴的な香りがありますので、「香りを楽しみたい」という方にはあまり人気のあるオイルではありません。

2つの全く異なる方向から抗菌アプローチができますので、もしどちらか一方の効果が十分に感じられない場合などには、この2つのオイルを併用する選択肢も。

ただし、どちらのオイルも大変強い成分が含まれていますから、適度な希釈で、安全に使用するように心がけることが重要です。

わずか1滴で驚異の効果! ティーツリー・抗菌エクストラクトの抗カビ実験

ティーツリーファームズでは2019年6月26日より『ティーツリー・抗菌エクストラクト』による抗カビ実験を実施しました。今回の記事はこの実験レポートです。

 

【実験方法】
プラスチック製容器に食パンとコットンを封入し、更にビニールで密封。冷暗所に保管してカビの発生と増殖を観察する。

コットンは以下の5種類を用意し、食パンと一緒に封入した。
・何も滴下しないもの
・『ティーツリー・抗菌エクストラクト』1滴(0.05ml)を滴下したもの
・『ティーツリー・抗菌エクストラクト』3滴(0.15ml)を滴下したもの
・『ティーツリー・抗菌エクストラクト』5滴(0.25ml)を滴下したもの
・『ティーツリー・抗菌エクストラクト』10滴(0.50ml)を滴下したもの

【実験の経過】
2019年6月26日(実験開始)

2019年7月6日(実験開始より10日目)
何も滴下していないコットンを封入した容器に入ったパンの表面に青色のカビの発生を確認。他の容器にはカビの発生はなし。

2019年7月10日(実験開始より14日目)
何も滴下していないコットンを封入した容器に入ったパンの側面に白色カビの発生を確認。表面の青色のカビも約2倍の面積まで拡大。
他の容器にはカビの発生はなし。

2019年7月18日(実験開始より22日目)
何も滴下していないコットンを封入した容器に入ったパンの側面に白色カビは約4倍に拡大。表面の青色のカビも更に2倍の面積まで拡大。
他の容器にはカビの発生はなし。

上の画像は7月18日(22日目)に撮影

【実験結果】
2019年7月18日の時点で、カビの発生が確認されたのは何も滴下していないコットンを封入した容器のみでした。
『ティーツリー・抗菌エクストラクト』を滴下したコットンを封入したすべての容器ではカビの発生はなく、このエッセンシャルオイルによる強い抗カビ効果が確認できたとの実験結果と結論を得ました。


今回の実験ですが当初、『ティーツリー・抗菌エクストラクト』の滴下数別によるカビ発生状況の比較も同時に想定していました。
しかし『ティーツリー・抗菌エクストラクト』を滴下した全ての容器でカビの発生が全く無かったため、この比較実験は失敗に終わりました。

結果として『ティーツリー・抗菌エクストラクト』の、わずか1滴の量で得られる十分な抗真菌・抗カビ効果が確認できました。

上の画像は7月16日(20日目)に撮影

▽続編記事
その後、さらに9週間(合計で12週間)放置したところ、驚異の結果が!

市販のディフューザーで機能性アロマ(無印良品さんのディフューザー)


ティーツリーオイルの抗菌成分で知られる、テルピネン4オール。これを一般的なティーツリーオイルの2倍以上も含有しているのが抗菌エッセンシャルオイル『メディフレグランス』です。

この優れた抗菌成分を活かす方法は空間への拡散。使用するのはディフューザー。
抗菌専用ディフューザーを利用する方法もありますが、今回はより安価な市販のディフューザーを利用してみました。
今回利用したのは無印良品さんのディフューザー。噴霧量も十分です。間欠運転のオプションはなく、連続で最長3時間の連続運転が可能です。

抗菌エッセンシャルオイルを10滴ほど加えて20畳ほどのスペースで使用しましたが、抗菌成分をたっぷり含んだ香りは十分に拡散され、満足のいく使用結果でした。

寝室で使用する場合には就寝時間を通しての運転はできませんが、気密性の高いお部屋であれば3時間の連続運転であっても十分効果的かも。
また、日中のリビングでの利用であれば、この連続運転時間でもあまり問題を感じることはないかと思いました。

砂漠並みの湿度・・・そんな飛行機に乗る旅で役立つティーツリーの小瓶


飛行機の中の空気はその湿度が20%以下と、とっても乾燥しています。この湿度は砂漠並みなのだとか。
こんな事もあって、少し風邪っぽいときなどに飛行機で旅行をすると、すぐに喉が痛くなってしまいますよね。

で、役立つのがティーツリーオイルを使ったうがい。最初にコップに2滴オイルをドロップし、あとから水を加えて撹拌。この水でガラガラうがいすると、少し苦味を感じますが、喉の痛みは一気に緩和されます。

疲労が溜まっているときに多くなる、口内炎対策にも効果的ですから、旅に出るときにはティーツリーの小瓶を欠かさずに持って出ることをお勧めします。

アロマトレイ付きの加湿器で抗菌エッセンシャルオイルを活用しよう


最近、よく目にするのが画像のような「アロマトレイ」のある、こうしたタイプの加湿器。
タンク内の水に直接エッセンシャルオイルを加えて拡散するアロマディフューザーの対して、こうした加湿器はトレイの中を通過することでエッセンシャルオイルの成分を含んだ空気をミストと共に拡散する方式です。
もちろん、加湿を一番の目的にしていますから、ディフューザーほどにエッセンシャルオイルを高い濃度で拡散することはできませんが、抗菌成分をたっぷり含んだ抗菌エッセンシャルオイル「メディフレグランス」なら、これで十分かも。

トレイに対して少し多めにメディフレグランスを滴下して加湿器を運転します。空間全体に心地よい香りが広がり、同時にアロマ抗菌成分も広がりますね。
シニアアロマを使うなら、こうした加湿器を2台用意して、リビングでは昼用の香り、寝室で夜用の香りを固定してセットするのもいかも。

加湿器の場合、タンクのお手入れにもディフューザーほど手がかかりませんから、抗菌エッセンシャルオイルを使うことで、手軽に有効活用できそうですね。

ご存知ですか? エッセンシャルオイルには「当たり年」がある!


ティーツリーのように一年のうちに何度もハーベストが行われる植物では分かりにくいのですが、1年に1回しかハーベストの行われない、例えばラベンダーなどではその香りと成分分析にその年の「作柄」が顕著に現れます。

過去15年ほどの中で、2010年に次いで2番目に優れた作柄になったのが今年2019年産のオーストラリア産タスマニアン・ラベンダーオイル。フローラルな香りの源泉となるリナロールの含有量が39.5%と、大変高い割合になりました。実際、解禁されたばかりの2019年産オイルの香りは青々しい、少し尖ったフレッシュな香りがある一方で、深いフローラル感のある香りが楽しめるエッセンシャルオイルに仕上がっています。

ブレンドと調香により、その香りを平準化・調整しているメーカーさんのエッセンシャルオイルでは気が付きにくい点ですが、毎年の作柄をそのままに、ワインのように商品化しているティーツリーファームズのようなエッセンシャルオイルメーカーでは、こうした毎年の作柄の変化を楽しむことができるのです。

ピュアオイル? 希釈オイル? ニュージーランド産のマヌカオイルを選ぶ


漢方薬をイメージさせる特徴的な強い香りがあるため、香りを楽しむ目的で用いられるケースは少ないニュージーランド産のマヌカオイル
しかし、この香りには鮮度が影響しているようで、農園から作りたてで直送されてきたマヌカオイルでは軽やかで爽やかな香りが楽しめます。

香りを楽しむ用途では使わることの少ないマヌカオイルですが、マヌカハニー同様にその抗菌効果の活用を目的としては人気です。商品としては10%程度に希釈されたオイルが一般的に多く流通しているほか、これよりも更に濃度を下げることで価格をより抑えた商品も見られます。

アロマの知識がある方であれば、マヌカのピュアオイルと良質なキャリアオイルを購入し自身で希釈するのが最も経済的な方法。しかし正確な計量を行うためには器具等が必要になりますので、少し面倒な面も。(希釈オイルの作り方はこちらのリンクを参照
一方でより簡単に利用したい場合であれば予め希釈されたオイルを選択する方法が良いでしょう。(ティーツリーファームズではヒーリングスタイルよりマヌカ10%希釈オイルを出荷しています)。

活用の幅が広いマヌカオイル。上手に選んで使ってみましょう。

 

マダニの予防にはハーブの虫よけ


草むらなどにいて、吸血するマダニ。噛まれた箇所は腫れて、強烈なかゆみがあります。
感染症の原因にもなり日本では最近、話題になることが増えましたが、オーストラリアでは昔から広く知られた存在です。犬や猫、牛、鳥などといった動物にも付いて吸血しますから、人だけでなくペットも刺されないように気をつけてあげる必要があります。

こんなマダニですが、ハーブの虫よけスプレーが効果的で、屋外での作業でこのスプレーを使用していて刺された経験が一度もありません。おそらくレモンティーツリーやレモンユーカリに含まれる成分に効果が見られるようです。
愛犬には犬用のスプレーも。

特に夏を過ぎた頃からはオーストラリアではこうした作業をしていない、ただ芝生の上でのウォーキングをしていただけで噛まれた、というケースも増えるのですが、靴や足首にスプレーしておくと効果的です。

スプレーを自作する場合には、スプレー容器にレモンティーツリーオイルレモンユーカリオイルを3〜5%になるようアルコールで乳化・希釈して使用すると良いかも。
もし噛まれてしまった場合、マダニを取り除いたあとの強烈なかゆみと傷口の消毒対策にはティーツリーオイルが役に立ちます。

肌がしっとり・・・キュアスで簡単アロマバスを楽しむ

アロマバスといえば、本物のエッセンシャルの香りで楽しみたいもの。
しかし、希釈のないエッセンシャルオイルをそのままバスタブに入れてしまうことのリスク・危険性は以前に本欄の記事(実験画像で見てみよう! 安全にお風呂でエッセンシャルオイルを活用するためには?)でもご説明させていただきました。

でもその都度、アロマバス用に希釈したオイルを作るのは面倒・・・そう感じたならキュアスホホバオルのフレグランスタイプを活用してみましょう。

フレグランスタイプのホホバはその名前の通り、香りのついたゴールデンホホバオイル。もちろん使用しているのは天然のエッセンシャルオイルですから、香りはホンモノ!
アロマバスで人気のローズやラベンダー、少し暑くなればペパーミントやレモンミントの香りなどが活躍します。花粉の季節ならユーカリが人気ですね。

使い方は簡単で、そのままお湯入ったバスタブに適量を加えるだけ。お湯の温度によりエッセンシャルオイルがふんわりと湧き上がり、浴室を満たしてくれます。

さらに、お湯の表面に広がったホホバオイルは湯上がりの肌に密着。タオルドライの後にはモチモチ、すべすべの肌を実感できることでしょう。

疲れは肌に表れます。キュアスで肌も心も疲労回復させてあげましょう!