オーストラリアで生産されたゴールデンホホバオイル


ミネラル、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンEなどが豊富に含まれる未精製のゴールデンホホバオイル。大腸菌やサルモネラ菌、カンジダ菌などの細菌や真菌などに対して抗菌効果があることも知られています。またエイコセン酸(cis-11-eicosenoic acid)に由来する抗炎症効果も知られており、その優れた保湿効果に加えて、こうした成分によって導かれる作用がゴールデンホホバオイルの魅力をより一層高めていますね。

さらに、このゴールデンホホバオイルに対してエッセンシャルオイルを調合することで、リラックス効果やリフレッシュ効果を高めることができます。またエッセンシャルオイルが持つ効果は香りだけではありません。優れた抗菌成分を含有するエッセンシャルオイルと組み合わせることで、ホホバの抗菌力をより一層高めることができるのです。

キュアスホホバオイルのティーツリーオイルに由来する抗菌成分を活用した『ナチュラル抗菌タイプ』。このタイプではホホバ由来の抗菌力とティーツリー由来の抗菌力がお互いに補完し合うことで、より優れた天然抗菌力を備えます。
また、ラベンダーオイル多くに含有される成分「リナロール」にも優れた抗菌効果が知られていますから、『ラベンダーフレグランスタイプ』のゴールデンホホバオイルにも香りに加えて穏やかな天然抗菌力が期待できますね。

成熟した先進国でありながら豊かな自然に恵まれたオーストラリアは、自然環境意識や多くの社会的価値観を日本と共有できる国。そんなオーストラリアで生産されたゴールデンホホバオイルだから、毎日の生活でも安心して使っていただけることでしょう。
様々な香りから選ぶことができるキュアスホホバオイル。しかし、その基本にあるのは信頼のオーストラリア産であること。キュアスでオーストラリア産のホホバオイルを毎日の生活に取り入れてみませんか?

抗菌だけじゃなくて・・・忘れていませんか? ティーツリーオイルの香りの魅力


ティーツリーオイルはその強力な抗菌力のイメージが先行しているので、「香り」のことがついつい忘れられがちですね。
たしかに、抗菌・消毒目的に活用される日用品グレードのオイルの場合、ユーカリオイルに多く含まれる成分として知られる刺激的な「1,8シネオール」の含有が多いため、その香りがツンツンとするものが多く、『クスリ臭い』などと言われてしまうこともありました。
また、比較的酸化による影響を受けやすいため、開封後長期に渡って適切に管理されていないオイルの場合、香りには著しい劣化が感じられることもしばしば。実は雑貨店などの店に置かれたテスター用のボトルで、こうした古い残念な香りに出会うことがしばしばあり、こんな劣化した香りがティーツリーの香りとして周知されてしまうことを大変残念に思っています。

ところでオーストラリアでも、アロマ用と日用品用途用ではその価格も店頭での取り扱われ方が全然違います。アロマ専門店ではもちろん香りを楽しめるアロマ用のハイグレードなオイルしか置いていませんし、逆にスーパーマーケットでは日用品用途のオイルばかりが低価格で並んでいます。

ティーツリーファームズのティーツリーオイルはといいますと、もちろん刺激を抑えたアロマ用の香りが楽しんでいただけるハイグレードなオイル。特に生産農園と直結した体制で鮮度管理を徹底していますから、その商品は酸化による香りの劣化とも無縁です。
抗菌目的でティーツリーオイルを活用してくださっているお客様が多いことは重々承知していますし、ティーツリーファームズのティーツリーオイルはそのご期待に十分応えられるだけの品質と抗菌パワーを持っていますので、自信を持ってお届けしています。
でも、時にその香りにも注目してみてください。きっと美しく素敵な香りの存在に気がついていただけると思います。

ティーツリーオイルの抗菌成分でキノコを退治する実験

庭に生えるキノコを退治したい・・・こんなリクエストはあまり多くはないと思いますが、たとえば小さなお子さんのいるようなお家で、庭に毒キノコがニョキニョキ出ているような状況では活用できるかもしれませんので、今回実験をしてみました。

キノコは真菌。いわゆるカビと同じカテゴリーです。抗真菌効果といえばティーツリーオイルですよね。
そして利用するのは水でうすめてつかえるティーツリーオイル(15%水溶液)。これを水を使って5倍に希釈して使用します。これでティーツリーの濃度は3%。
この水溶液をスプレーでキノコに散布、ラップで密閉した上で経過を観察します。
比較のための条件と整えるために、今回は食用のキノコをビーカーに入れ、ティーツリーファームズのラボで実験しました。

では実験の結果をご紹介しましょう!

<実験画像>
①このようにビーカーに入れて、濃度3%のティーツリーオイル水溶液を噴霧しました。
②約3時間後の画像。既に茶色っぽく変色を始めました。

③24時間後の画像。色は大きく変化し、ビーカーの底にはキノコから染み出した液体が溜まっています。
左側の何もしていないキノコには全く変化はありませんでした。

④48時間後の様子がコレ。白かったキノコは茶色く変色し表面はドロドロ舌状態に。そしてビーカーの底にはキノコから出た水が大量に溜まって悪臭も。
ちなみに何もしていないキノコには全く変化はありませんでしたので、画像は省略します。

⑤上の画像のキノコを切ってみるとこの様子。内部までティーツリーの成分が浸透してキノコはこのような状態になってしまいました。
スプレーは傘の上から噴霧していますので、キノコの内部にまでティーツリーの成分が深く浸透し、組織を破壊した様子がよくわかります。

加湿器タンクのカビ予防・1リットルの水に対してキャップ1杯が目安


適度な加湿がウイルス感染予防に効果的だということで、加湿器を利用する方が増えてきました。
一方で定期的なお手入れがされていない加湿器で、タンク内に増殖した雑菌が病気の原因となってしまう事例もあるようです。

そこでカビ(真菌)に対して効果が知られているティーツリーオイルの活用を検討してみましょう。多くのカビ・真菌に対してティーツリーオイルがその増殖を抑制する効果を示す濃度はそのほとんどが0.1%未満。つまり1リットルの水に対して1ミリリットルです。
参考データ:カビ・真菌に対するティーツリーオイルの抗菌濃度の一覧

ティーツリーファームズの水溶性ティーツリーオイル『水でうすめてつかえるティーツリーオイル』の場合、ティーツリーオイルの濃度は15%ですから、6.6ミリリットル加えることで0.1%の濃度になります。そして便利なことに、この商品の白いキャップ1杯の量はちょうど7ミリリットルほど。
ということで1リットルに対してキャップ1杯を加えればおおよそ、この濃度が実現できる計算になります。

もちろんこの濃度を超えて加えることも可能ですが、ティーツリーオイルを水に溶解させるために使われている乳化剤成分が水の粘性を高めてしまうことにより、超音波式のディフューザーではミストが起きにくくなってしまいますので、気をつけてください。
またあまり濃度が高くなりますと、オイルの成分が機器の樹脂部品を腐食してしまうことがありますのでこの点も要注意です。

リモートワークなら香りで生活にメリハリをつけよう!


リモートワークなどで、自宅から働くというケースが増えてきました。
通勤がなくなって楽になる一方、仕事と私生活との間の境界が曖昧になることで、時間的にもメンタル面でもキツくなった、と感じている方も多いようです。
こんな時、香りで生活にメリハリをつけてみるのはいかがでしょう?

まずは自身で「働く環境」の香りと「プライベート環境」の香りを決めることから始めましょう。
働く環境なら集中力を高めるペパーミントやレモンマートル、花粉対策を兼ねてティーツリー、そしてラディアータ種やグロブルス種のユーカリといった香りがオススメです。

プライベートへの区切りならオレンジやゼラニウム、ラベンダーの香りはいかがでしょうか? リラックス&リフレッシュ効果の期待できるスペアミントの香りも良いですね。
精油の機能を活用するなら抗菌エッセンシャルオイル『メディフレグランス』を使えば香りだけでなく、空間の抗菌にも。特に就寝時の寝室での使用で風邪予防にもオススメですね。

これらの香りを生活スケジュールに沿って切り替えることで、仕事とプライベートをしっかり区切ってしまいましょう。
もし仕事部屋があるなら、空間ごとに香りを区切る方法が効果的かも。

なお、香りの拡散に利用するのはディフューザーや加湿器になるかと思いますが、タンク内に雑菌が増殖してしまうと危険ですので、定期的なお手入れをお忘れなく。

マスク用スプレー、アルコールを含むタイプと含まないタイプの違いとは?


様々な種類のマスク用のスプレーがありますが、気になるのがアルコール(エタノール)の含有です。
アルコールは優れた除菌・抗菌効果がありますので、マスクに付着した雑菌の除去には効果が期待できます。一方で揮発が早いため長期間にその効果を維持することはできません。
また、着用しているマスクでアルコール成分を含むスプレーを使用した場合、気化したアルコールを直接、鼻や口から呼吸を通じて吸引することになります。体質的にも年齢的にもお酒が飲める方であれば問題は少ないかと思いますが、小さなお子さんなどそうでない方の場合、こうしたアルコールの吸引は影響が懸念されます。

また添加されるエッセンシャルオイルも、こうしたアルコールベースのスプレーの場合「抗菌」ではなく「香り付け」が主な理由となっているようで、化学的に十分な抗菌成分を含有していないオイルの使用も見られます。

一方で、アルコールを含有しないタイプのスプレーの場合、これに代わる抗菌成分の含有が必要になります。メディフレグランスのマスク用スプレーではティーツリーオイルの抗菌成分として知られる「テルピネン4オール」を利用しました。単なる香り付けではなく、抗菌を目的としてエッセンシャルオイルを活用しているところが、アルコール(エタノール)ベースの商品とは大きく異なる点になります。さらにこの成分は優れた抗菌作用に加えて、数分で揮発・消失してしまうエタノールに対して、4時間以上も塗布面に残留します。

一見、似ているように見える「マスク用スプレー」ですが、含有される成分を見ると、そこには大きな違いがあることがお分かりいただけることでしょう。
香りや価格だけでなく、商品設計の違いにも目を向けてみませんか?

ティーツリーの花が咲きすぎて、まるでカリフラワーのよう


厳しい乾燥と激しい森林火災で大変だった去年(2019年-2020年の夏)と比べて、適度な雨と日照に恵まれた穏やかな初夏を迎えたからでしょう、今年のティーツリーの花は例年に増して大きく満開です。
普通なら枝先にチョコンと、雪が載っているかのように咲くのですが、今は「カリフラワー」のように、木全体が白く見えるほどに花をつけています。

今シーズンのティーツリーオイルは現在までのデータによると、品質でも前シーズンを上回っていますので、これからが楽しみです。

高濃度のレモンマートルオイルを扱う際の注意点


他を圧倒するような強い香りを持つのがレモンマートル。高濃度のシトラール成分で構成され、レモン果汁を思わせる鮮烈な香りが特徴です。
ただし成分が強いため、その取扱いにはちょっと注意が必要。

まず、オイルが直接肌に触れることのないようにすること。特に敏感肌の方は微量のオイルであっても肌が赤くなったり、痒みを伴う湿疹の原因となる場合がありますので、要注意です。
ティーツリーファームズでもこのオイルを多量に取り扱う場合にはアクシデントでオイルが肌に多量に付着することの無いよう、スタッフは必ずゴム手袋を使用しています。
もし、仮に肌にオイルが多量に触れてしまった場合には石鹸を利用して、しっかり洗い流しましょう。

また多量にオイルを扱う場合には換気が必要かも。アロマなのに「換気」なんて矛盾するようですが、レモンマートルの成分はそれほど強く、そのため狭い空間で多量に扱った場合、肌や目にチクチクした刺激を感じることがあるのです。

なおハーブティー等としても広く一般的に利用されているレモンマートル自体には毒性はなく、オイルもオリーブオイルの香り付けとして、食用で用いられているほどですので、危険なオイルではありません。
ただ、高濃度の段階での取り扱いに注意してください。

水虫予防! フットケアオイルの作り方


ティーツリーオイルの優れた抗菌・抗真菌効果。たとえば水虫に原因となる白癬菌に対しては1%未満の濃度でその増殖を抑制する十分な効果があることが知られています。(詳細な数値データはこちら

そこで今回は水虫対策としてのティーツリーオイルの活用方法をご紹介しましょう。

フットケアオイル
キャリアオイル(98-99%)+ ティーツリーオイル(2-1%)のブレンド。これを就寝時に利用します。
ポイントはキャリアオイルの選択によって使用感が大きく違ってくること。ベトつき感が少なくなるように作るなら化粧品グレードのマカデミアナッツオイルやホホバオイルの利用がお勧めです。保湿効果もありますから、水虫予防だけでなく、爪や肌のスキンケアとしての効果もすぐに実感できることでしょう。より安価な化粧品グレードのアーモンドオイルでプリブレンドされている商品もありますから、作るのが面倒な方にはこの商品も選択肢ですね。

フットケアスプレー
水でうすめてつかえるティーツリーオイル(15%水溶液)をペットボトル入りの飲用水で10倍に希釈し、スプレー容器に入れて完成。お風呂上がりや就寝時に足に直接スプレーして使用します。また靴の内側にスプレーしておくと、水虫菌対策と同時に靴のニオイ対策にも効果的です。

大切なポイントはティーツリーの濃度管理。ティーツリーの濃度を高めればよく効くように思いがちですが、実は高濃度での利用は状況を逆に悪くしてしまうこともありますので、適切な濃度で使用しましょう。

レモンの香りのティーツリーでしょ? レモンティーツリーオイルに多い誤解とは


芳香剤や洗剤などでは、まず標準の商品があって、そこにレモンの香りをつけたバージョンの商品があって・・・
こんな商品構成をしている製品は多くありますね。
きっと、この感覚の延長なのでしょう、時折、誤解されるのは『レモンティーツリー(レモンセントティーツリー)』のオイル。それって「レモンの香りをつけたティーツリーオイルなんでしょ?」という具合に。

こういった誤解が前提になっている場合、元の機能は同じだと思われていますから、レモンティーツリーもティーツリーと同じ抗菌効果があって・・・という具合に、話が進んでゆきます。

これら2つのオイルは、抽出される植物の見た目が似ている、というだけの関係で、植物学的な分類では全く違う植物。加えて、抽出されるエッセンシャルオイルの化学的な構成成分も全然違いますから、そこから期待される機能も香りも全く異なります。

ここまで説明させていただくと、皆さんご理解いただけるのですが、それでも未だに誤解を受けることの多いエッセンシャルオイル。画一的に生産される工業製品ではなく、個体ごとに個性が現れる農産物であるという点も忘れられやすい点ですね。