ブッダウッドオイル

(セミオーガニックオイル)

ブッダウッドオイルとは?

ブッダウッドオイル
まるで木工の工房を訪れたような、そんな穏やかで落ち着いた木の香りが楽しめるのが、このブッダウッドオイル。サンダルウッドオイルの代替としても利用されることで注目を集める、比較的新しく知られるようになったエッセンシャルオイルです。

オイルは濃色で、まるでカスタードプリンの上にかかっているカラメルのような、赤みを帯びた濃い茶色。かなり濃色です。一方でサンダルウッドほどに粘性は高くありませんので、ウッド系の中では比較的取り扱いやすいオイルです。

「砂漠のローズウッド(Desert Rosewood)」などの別名があり、アロマではウッド系のベースノートとして活用できる香りです。

香りの強さ  ★★☆☆☆ (2/5)

◆「セミオーガニック」オイルとは?
オーガニック認証を受けていませんが、天然自生木より抽出された、農薬や化学肥料を一切使用しない、オーガニックオイルと同等の品質のオイルです。

商品概要
商品名 ブッダウッドオイル 25mlボトル
植物学名 Eremophila mitchellii
カテゴリ エッセンシャルオイル(精油)
抽出方法 水蒸気蒸留法
生産国 オーストラリア
成分分析 出荷商品の成分分析表
農薬の使用 なし (セミオーガニックオイル)
商品価格
25mlボトル 5,300円
(ガラス遮光瓶入り ドロッパー付)  *10mlあたり2,120円
◆補足情報 お試しサイズ(10mlボトル)の設定があります。
詳しくはオンラインショップをご確認ください。
このオイルのさらに詳しい情報

【ブッダウッドとは?】
ブッダウッドはオーストラリア内陸部、ニューサウスウェールズ州、クイーンズランド州、南オーストラリア州の乾燥の厳しい砂漠環境に自生する樹木です。
オーストラリアにとっては外来種ではありませんが、その生命力は大変強く、放置することで牧草地などが侵食されてしまうため、駆除の対象になることもあります。

【精油の特徴と香り】
ブッダウッドのエッセンシャルオイルは赤みを帯びた濃い茶色で、大変濃い色を持つことが特徴です。そのため、シミになりやすく、利用時には衣服に付着させないよう注意が必要です。
また、ブッダウッドには「砂漠のローズウッド」や「偽サンダルウッド」などの通称もありますが、これらの樹木から抽出されるエッセンシャルオイルの香りとは大きく異なり、独特のウッディーでスパイシーな香りが楽しめます。
香りの持続時間も長く、ブレンドではベースノートとして活用できる香りです。

オンラインショップ

icon-angle-double-right オンラインショップ  icon-mobile-phone  icon-tablet  icon-desktop

ティーツリーオイル エクストラクト 二次蒸留 エッセンシャルオイル

出荷商品成分分析表:ブッダウッド


出荷商品成分分析表

Buddha Wood (ブッダウッド)

 

学 名: Eremophila mitchellii
生産国: オーストラリア
抽出部位: 幹・木部
抽出法: 水蒸気蒸留

バッチナンバー BW-211/21

成分名称
gamma-selinene 1.53
beta-selinene 2.14
alpha-selinene 0.21
neo intermediol 2.01
eremophilone 35.32
hydroxyl dihydro eremophilone 16.51
hydroxyl eremophilone 26.90
trans-9-oxo-eremophilane 5.76
 物理的特性
 比重 @20℃ (基準値: 0.990 〜 1.050) 1.025
 屈折率 @20℃ (基準値: 1.510 〜 1.540) 1.530
今日現在、出荷している商品の成分分析は上記のようになっております。
オイルは一定周期で入れ替わっており、ロットが変わりますと成分内容も若干変化いたします。ご注文いただいた時期によっては上記成分と若干異なる商品がお手元に届く場合がありますので商品に添付させていただいた品質証明書のバッチナンバーで御確認ください。

 

なぜ、「値段が高いラベンダーオイル」の香りはこんなに違うのか?


皆さんが知っているようで知らない、そんな香りがラベンダーの香り。
芳香剤や洗剤など、日用品の至るところで「ラベンダーの香り」が登場しますので、もう皆さん、すっかり知っている香りだと思っているのですが、本格的にアロマに触れてみると、細かな学名や産地の違いで、その香りが大きく違うことから、びっくり、なんてことも多いようですね。

ラベンダーは交雑種が多く、その種類も香りもたくさん。さらに産地ごとに香りに結構な違いがあります。もっとも一般的なのは樟脳のような刺激のある香りを強く含むタイプ。オイルがより多く生産できる種類の植物であることから生産コストに優れ、工業製品での採用が多い反面、ツンツンした香りに苦手意識を持つ方が多い香りです。

対して、値段が高いラベンダーオイルは、その値段の上昇に反比例するように主に樟脳(カンファー)成分の含有が抑えられるのが一般的。つまりツンツンしないマイルドでフローラル感いっぱいの香りが楽しめるラベンダーオイルが登場してきます。ズバリ、「香りが良い」から「値段が高い」んです。

値段が高いハイグレードなラベンダーオイルの香りがこんなに違うのは、このようなシンプルな理由でした。

アロマグレードと日用品グレード、抗菌力の強いティーツリーはどっち?


ティーツリーオイルは大きく2つのグレードに分けられます。
1つ目は香りが楽しめるプレミアムグレード(アロマグレード)のオイル。ツンツンする刺激が抑えられ、爽やかでグリーンな香りが楽しめます。
2つ目は日用品グレードのオイル。オーストラリアではスーパーマーケットなどでも購入できるもので、主に日常生活の中でのお掃除や消毒などの用途で用いられます。香りにはユーカリのような強い刺激があり、すっきり感はありますが、落ち着いて香りを楽しめるものではありません。日本では大手オンラインショップで安価に売られているオイルがこのグレードに該当する場合が多いようです。

さて、これら2種類のオイルですが、日用品グレードのほうが抗菌力が高い、と誤解されていることが多いようなのです!

たしかに日用品グレードのオイルはお掃除目的で多用され、香りにもツンツンする刺激が強いことから、いかにも抗菌に「効きそう」な感じがします。しかし、実際はティーツリーの主抗菌成分として知られる「テルピネン4オール」の含有量を化学的に分析しますと、プレミアムグレード(アロマグレード)の方がこの成分を5〜10%程度も多く含んでおり、日用品グレードを大きく上回る高さの抗菌力があることを裏付けているのです。

もちろん、毎日のお掃除などで躊躇なく利用するなら、安価な日用品グレードのオイルで十分役立つことでしょう。しかし、こうした日用品グレードと比較して約2倍程度の価格(オーストラリアでの小売価格が基準)になるプレミアムグレード(アロマグレード)のティーツリーオイルには、その優れた香りの以上の魅力とパワーがあることを是非、知っていていただきたいと思います。

「気持ちが不安定」な時に役立つ香りを選ぶには・・・


様々な理由で気持ちが落ち込んだり、不安定になっているような時に多用されることの多いアロマ。
エッセンシャルオイルに含まれる成分による沈静作用や、逆に適度な刺激によるリフレッシュ作用など、様々な面からのアプローチが注目されています。

どの香りが効果的なのかなど、ネットや書籍で調べれば多くの情報が見つかりますが、重視したいのはご自身の記憶とのリンク。どれだけ優れた沈静効果が知られている香りであっても、個人的に、その香りに不安や恐怖、不快な思い出などネガティブな記憶や印象がリンクしているようであれば、これを精神的な面でプラスに作用させることは困難です。

具体的な例として挙げられるのがコリアンダーの香り。日本においては悪臭で知られるカメムシが持つ独特の臭いに似ていることから、この臭いに悩まされた経験のある方を中心に拒絶感・不快感を感じる方が多いようです。
音楽に置き換えても同様のことが言え、辛い思い出とリンクしている曲なら、それがどれだけ軽快で明るい曲であっても、記憶と繋がっている限り、心地よく楽しむことは難しいですね。

このように、ちょっと落ち込み気味な不安定な気持ちを落ち着かせてくれる香りを選ぶ際には、そのオイルの化学的な構成成分といった面に加えて、その香りが自分に宿す記憶や印象とどのようなリンク・関係を持っているのかも重要視されるべきです。ネットや書籍に書かれている一般論的な情報だけに頼るのではなく、特にメンタルなアプローチに対しては自分自身が主体となって、気持ちに安定感をもたらす香りを選択することが重要と言えるのではないでしょうか。

レモンユーカリは少し特別なユーカリオイル


しばしば混同されるのがレモンユーカリと(一般的な)ユーカリ。
もちろんどちらもユーカリ種の木から抽出されたエッセンシャルオイルなのですが、その香りも成分構成も全く異なります。

一般的にユーカリオイルとして知られているのはグロブルス種やブルーマリー種などのオイルで、ツーンとする特徴的な香りで知られています。「シネオール」「ユーカリプトール」などの名前で知られている成分に由来する香りです。
この成分は多くの種類のユーカリオイルに含まれているのですが、例外的にレモンユーカリにはほとんど含まれません。そのため、香りも成分構成も全く異なる存在なのです。

レモンユーカリの最も大きな特徴はシネオールに代わって、シトロネラールと呼ばれる、虫除けに強い効果を示す成分を非常に多く含むこと。この成分にはシネオールにような刺激的な香りはありません。
さらに「レモンに似た香り」ということでレモンユーカリの名前がつけられていますが、残念ながらこれはレモン果実や果汁をイメージさせるような爽やかな香りではなく、例えるなら『レモン香がつけられたキッチンの中性洗剤』のような香り。さらに他に例えるなら『山椒』に似た香りともいえるでしょう。

ところで、こんな事実を理解していない記者が書いたメディア記事などではしばしば、ユーカリオイルとしてこれらを混同しているものを見かけますので、レモンユーカリについてはユーカリ種の中でも少し特別なオイルとして、理解しておくことが重要と言えるでしょう。

ティーツリーのダニ駆除スプレーなら「枕」に使っても安心

ぬいぐるみにも安心して使えます

ティーツリーオイルに知られている優れたダニ駆除効果。これを活用したのがヒーリングスタイルより出荷されている『ティーツリーのダニ駆除スプレー』です。

ダニ駆除といえば一般的には殺虫剤の利用となるのでしょうが、寝具など肌に多く触れる物には殺虫剤は使いたくないですよね。でもティーツリーオイルを使ったこのスプレーなら安心。
ティーツリーの成分はダニには強力に作用しますが、人には無害。香りだって天然アロマの澄んだ香りで、殺虫剤独特のあのニオイがありませんから使いやすいですね。

使い方は簡単で、全体に行き渡るようスプレーをして半日ほど天日干しするだけ。
カーペットや畳のダニ駆除を主な目的として開発されたこのスプレーですが、ティーツリーの優れたダニ駆除効果は布団や枕、そしてぬいぐるみなどのソフトトイなどのダニ駆除・予防のほか、その優れた抗菌成分による靴や鞄のニオイ対策としても活躍します。

食用を前提に減農薬生産された、豪州産ミントの香りを使い分ける


アロマで多用されるミントの香りはペパーミントスペアミントの2種類ですね。

ペパーミントは特徴的な刺激が楽しめるメントール成分を多く含み、強い清涼感があります。日本ハッカと同様に暑さ対策としても多用されるオイルです。
また、集中力を高める効果や大腸菌に対する抗菌効果、さらに蚊が嫌う成分としても知られており、散布することで空間の虫除けとしても活躍する、とても便利なミントの香りです。

一方でメントール成分に起因するその「強い刺激的な香り」は、他の香りをマスクして覆い隠してしまうほどのパワーがあり、ブレンドでの利用では、あまり香りの上での「協調性」が期待できません。

スペアミントはメントール成分を含まない穏やかな香りが特徴。歯磨きなどオーラルケアの商品で使用されることも多いため、香りには人々の記憶から導かれる(潜在的な)清潔感を強く印象付ける効果があります。
その強過ぎない香りは柑橘の香りなどとも相性が良く、レモン&ミントやオレンジ&ミントなどといった香りの創作に役立ちます。

代表的なこの2つのミントの香り。食用利用を前提に厳しい管理の下、減農薬で生産されているオーストラリア産の香りなら安心して様々な分野で活用できそうですね。

水溶性エッセンシャルオイルがアロマバスに向かない理由


浴室いっぱいに広がるお気に入りの香りを楽しみながら、ゆっくりバスタイムを楽しむ・・・アロマバスといえばそんなイメージでしょうか。
バスタブに入れて使うのですから、そのままで水(お湯)に溶ける水溶性のエッセンシャルオイルが利用に適しているように思われがちですが、実はそうではありません。その理由は単純で水に溶解してしまうから。

一般的なアロマバスの場合、湯面に浮かぶオイルが蒸気に合わさって空間に広がることで、その香りを楽しむことができるようになります。一方で水溶性のオイルを使った場合、オイルは水に溶解され、香りも同時に希釈されてしまいますから、バスタブのような大きな容量で利用するとオイルをごく微量だけ含む、ほとんど香りのない蒸気が上がってくることに。これではアロマバスは楽しめませんね。

以上のことから、水溶性のエッセンシャルオイルはアロマバスには向きません。
一方で希釈していないピュアオイルをバスタブに滴下するのも、湯面に浮かぶオイルが肌に直接触れることになるため危険な方法。安全のために必ずキャリアオイルを利用して適度に希釈したものを利用しましょう。

香りと同じ程に強い成分構成・微量でも十分に楽しめるレモンマートルの香り


オーストラリア産のエッセンシャルオイルの中で最も強い香りを持つといえるのがレモンマートル。このオイルは同時に高濃度でシトラル成分を含有しているため、その成分の上でも最も強いオイルと言えるでしょう。
開封したボトルの口から直接感じられる香りは濃厚なレモン果汁のよう。そのため一般的なエッセンシャルオイルと同じ感覚の量でブレンドに使用すると、結果、他の香りを圧倒してしまい、ブレンドの意味が全く失われてしまうことも。そのためブレンドでの活用では「少量」ではなく、「微量」から始めてみることをオススメするオイルです。

成分と香りが強い分、不快な害虫にはインパクトが強いようで、スプレーで使用することでアリが一目散に逃げ出したり(こちらの記事)、ティッシュペーパーに数滴滴下したものをゴミ箱に入れておくだけでコバエが寄ってこなくなる(こちらの記事)など、日常生活で役立つ効果もあります。

一方で、芳香などで屋内に拡散する場合、濃度が高いと目や肌にチクチクするような刺激を感じることがあるほか、ブレンド作業中などにピュアオイルが肌に触れた場合に、発赤や湿疹の症状が出ることもありますので、特に敏感肌の方には取り扱いに気をつけて頂く必要があるオイルです。

このように書くと何やら危険なオイルのような印象になってしまいますが、オイルそのものには毒性はなく、オーストラリアではオリーブオイルに微量を混ぜ合わせてサラダドレッシングや魚料理で使用されることも。
また、このオイルに多く含まれるシトラル成分には抗ウイルス・バクテリア効果が知られているため、掃除用の液体洗剤にも利用されています。

過去20年ほどですっかりオーストラリアの定番エッセンシャルオイルとして世界に知られるようになったレモンマートルオイル。一般的なエッセンシャルオイルとは逆に、その濃度を低めに抑えて上手にコントロールすることで、一層深い香りが楽しめる、そんな不思議なオイルです。