日頃からアロマに親しんでいる方なら「オーストラリアに旅行に行ったら、ティーツリーの木を見てみたい」なんて思ったりしませんか?
とすると、どの木がティーツリーの木なのか、見分けることが必要になるわけですが、実はコレが結構難しいんです。
何故なら農園に行けばすぐに見れるわけですけれど、雑木林や森林公園、誰かの家の庭、果ては街路樹にでさえ、ティーツリーにそっくりな木がたくさんあるのですから。
では、そこで『オーストラリア人に聞いてみればいいんじゃない?』と思った方、残念ながら植物学者や専門家でない限り、オーストラリアでもコレを見分けることができる人は殆どいないので、「多分こんな感じの木だよね」程度の返事しか期待できません。
では、『枝葉を指先でもみほぐして、香りを確かめればいいのでは?』と思った方、コレもちょっと難しいかも。何故ならティーツリーオイルの生産のために植樹されるケモタイプ(テルピネン4オール・ケモタイプ)の木が偶然、そこにあれば香りで判断できるかもしれませんが、実際には色々なケモタイプが存在していて(特に自然に自生している場合)、抽出されるオイルの成分構成もバラバラですから、香りも結構違うんです。
ということで、ティーツリーの木を見分ける事って意外に難しかったりするのです。