保管していたのを忘れるなど、ティーツリーオイルのボトルをしばらく放置してしまった経験はありませんか?
キャップの内側はベトベトと黄色っぽく汚れたように見え、ドロッパーもどことなく汚れた感じ。そして香りにもスッとした部分が遮られるような、何だか違和感・・・
コレは典型的な酸化による劣化現象。ティーツリーオイルが酸素と結合して劣化してしまった状況です。ただし多くの場合でキャップやドロッパー部分に付着していた部分だけが酸化により極端に劣化してしまっただけで、ボトルに残る大半のオイルについては、まだ大きく劣化が進んでいないというケースが多いようです。
こんな場合、キャップとドロッパーをエタノールなどを利用して洗浄することで元のように利用できるようになります。
しかしこれにも限度があって、開封後、半分ほど使用した後の状態(=ボトル内部に多くの空気・酸素が入っている状態)で数年間に渡って放置されてしまっていたような状態だったなら、内部での酸化も進んでいて独特の違和感に満ちた香りに劣化してしまっていることも。この場合にはこのオイルはもう香りを楽しむ目的で利用することはできないことでしょう。
一方で、このように大きく酸化が進んでしまった場合でも抗菌成分はまだ十分有効です。そのため意外ですが、抗菌目的にはまだ十分利用できます。例えば乳製品のように「中身が腐って内部に雑菌やカビやバクテリアがウヨウヨ増殖中・・・」なんていう事はありません。