庭に生えるキノコを退治したい・・・こんなリクエストはあまり多くはないと思いますが、たとえば小さなお子さんのいるようなお家で、庭に毒キノコがニョキニョキ出ているような状況では活用できるかもしれませんので、今回実験をしてみました。
キノコは真菌。いわゆるカビと同じカテゴリーです。抗真菌効果といえばティーツリーオイルですよね。
そして利用するのは水でうすめてつかえるティーツリーオイル(15%水溶液)。これを水を使って5倍に希釈して使用します。これでティーツリーの濃度は3%。
この水溶液をスプレーでキノコに散布、ラップで密閉した上で経過を観察します。
比較のための条件と整えるために、今回は食用のキノコをビーカーに入れ、ティーツリーファームズのラボで実験しました。
では実験の結果をご紹介しましょう!
<実験画像>
①このようにビーカーに入れて、濃度3%のティーツリーオイル水溶液を噴霧しました。
②約3時間後の画像。既に茶色っぽく変色を始めました。
③24時間後の画像。色は大きく変化し、ビーカーの底にはキノコから染み出した液体が溜まっています。
左側の何もしていないキノコには全く変化はありませんでした。
④48時間後の様子がコレ。白かったキノコは茶色く変色し表面はドロドロ舌状態に。そしてビーカーの底にはキノコから出た水が大量に溜まって悪臭も。
ちなみに何もしていないキノコには全く変化はありませんでしたので、画像は省略します。
⑤上の画像のキノコを切ってみるとこの様子。内部までティーツリーの成分が浸透してキノコはこのような状態になってしまいました。
スプレーは傘の上から噴霧していますので、キノコの内部にまでティーツリーの成分が深く浸透し、組織を破壊した様子がよくわかります。