適度な加湿がウイルス感染予防に効果的だということで、加湿器を利用する方が増えてきました。
一方で定期的なお手入れがされていない加湿器で、タンク内に増殖した雑菌が病気の原因となってしまう事例もあるようです。
そこでカビ(真菌)に対して効果が知られているティーツリーオイルの活用を検討してみましょう。多くのカビ・真菌に対してティーツリーオイルがその増殖を抑制する効果を示す濃度はそのほとんどが0.1%未満。つまり1リットルの水に対して1ミリリットルです。
参考データ:カビ・真菌に対するティーツリーオイルの抗菌濃度の一覧
ティーツリーファームズの水溶性ティーツリーオイル『水でうすめてつかえるティーツリーオイル』の場合、ティーツリーオイルの濃度は15%ですから、6.6ミリリットル加えることで0.1%の濃度になります。そして便利なことに、この商品の白いキャップ1杯の量はちょうど7ミリリットルほど。
ということで1リットルに対してキャップ1杯を加えればおおよそ、この濃度が実現できる計算になります。
もちろんこの濃度を超えて加えることも可能ですが、ティーツリーオイルを水に溶解させるために使われている乳化剤成分が水の粘性を高めてしまうことにより、超音波式のディフューザーではミストが起きにくくなってしまいますので、気をつけてください。
またあまり濃度が高くなりますと、オイルの成分が機器の樹脂部品を腐食してしまうことがありますのでこの点も要注意です。