様々な種類のマスク用のスプレーがありますが、気になるのがアルコール(エタノール)の含有です。
アルコールは優れた除菌・抗菌効果がありますので、マスクに付着した雑菌の除去には効果が期待できます。一方で揮発が早いため長期間にその効果を維持することはできません。
また、着用しているマスクでアルコール成分を含むスプレーを使用した場合、気化したアルコールを直接、鼻や口から呼吸を通じて吸引することになります。体質的にも年齢的にもお酒が飲める方であれば問題は少ないかと思いますが、小さなお子さんなどそうでない方の場合、こうしたアルコールの吸引は影響が懸念されます。
また添加されるエッセンシャルオイルも、こうしたアルコールベースのスプレーの場合「抗菌」ではなく「香り付け」が主な理由となっているようで、化学的に十分な抗菌成分を含有していないオイルの使用も見られます。
一方で、アルコールを含有しないタイプのスプレーの場合、これに代わる抗菌成分の含有が必要になります。メディフレグランスのマスク用スプレーではティーツリーオイルの抗菌成分として知られる「テルピネン4オール」を利用しました。単なる香り付けではなく、抗菌を目的としてエッセンシャルオイルを活用しているところが、アルコール(エタノール)ベースの商品とは大きく異なる点になります。さらにこの成分は優れた抗菌作用に加えて、数分で揮発・消失してしまうエタノールに対して、4時間以上も塗布面に残留します。
一見、似ているように見える「マスク用スプレー」ですが、含有される成分を見ると、そこには大きな違いがあることがお分かりいただけることでしょう。
香りや価格だけでなく、商品設計の違いにも目を向けてみませんか?