今回はウイルス感染とそれに関連する肺炎が懸念される時期に、ティーツリーファームズのスタッフとその家族が抗菌エッセンシャルオイル『メディフレグランス』を噴霧量の多い超音波式のディフューザーで使い続けている理由をお話したいと思います。
ティーツリーファームズが日本の医療機関との共同研究を行ったのが2014年から15年にかけてでした。高齢者の方の入院が多いこの医療機関との当初の研究目的は認知症患者さんの症状改善効果を調査するものでした。この病院では認知症患者さんに加えて、気管切開手術を受けた患者さんの入院が多く、風邪やインフルエンザの流行る11月頃からこうした病気が原因となって肺炎になり、亡くなるケースがあることから、感染予防には特に気を使っている環境でした。
ご存知の通り、メディフレグランスの主成分はティーツリーの抗菌成分として知られるテルピネン4オールです。この成分は優れた抗菌効果で知られていますが、当初の目的であった研究の結果は、睡眠時間の安定による深夜のナースコール減少・睡眠薬の使用の減少となってはっきりと現れました(詳細記事:認知症患者さんへのシニアアロマの睡眠効果)
一方で、医師が感じた大きな変化は風邪の減少です。研究では主に病室で就寝時にメディフレグランスを使用していましたが風邪をひく患者さんが大きく減少し、同時に肺炎にまで悪化するケースが減少しました。
コロナウイルスについては、初期の症状が風邪のようなもので、それが悪化して肺炎に進むことが知られています。果たしてコロナウイルスに対して、メディフレグランスに感染予防や感染後の肺炎へと進む「悪化」を抑止する効果があるのかは研究がされていないため分かりませんが、このような過去の研究データによる可能性として効果が期待できると推測して使用しています。
また、空気中に浮遊するウイルスはディフューザーや加湿器を使って湿度を高めることにより、浮遊数を減少させることができるほか、のどの粘膜の防御機能が高められる事が知られていますので、もし仮にメディフレグランスによる十分な抗菌効果が得られなかった場合においても、一定の役割を果たしてくれるものと期待しています。
これが私達がメディフレグランスとディフューザーを使い続けている理由です。
なお、未だ解明されていないウイルスが対象となっているため、今回の記事の内容には科学的に十分な裏付けがとれていない、過去の検証結果からその関連性が推測される事実が含まれていますことをご理解ください。