今日の夕方に空からフワフワと降ってきたものがコレ。ちらほらと降る雪のよう。
この正体はもちろん雪ではありません。「火山灰?」と思った方、いいえ、今のオーストラリアには火山はありません。
答えはサトウキビの灰。ティーツリーと同じ環境で育つのがサトウキビで、しばしばコレらの畑は隣接しています。
オーストラリアでのサトウキビの収穫は大型の機械で行われ、刈り取ったものがそのまま直接大型トレーラーに積み込まれて製糖工場に運ばれるのですが、この時、枯れた葉がそのまま付いているとかさばって搬送時の無駄になるほか、収穫時の作業の邪魔になります。
そのため、収穫の前に畑に火をつけて、こういった枯葉を収穫前に燃やしてしまうんです。多くの場合、こうした作業は火が見えてコントロールしやすいように、夕方から夜にかけて行われます(時折、日中にも行われています)。そこから熱による上昇気流に乗って飛ばされてきたものがコレでした。
でも、ティーツリー畑のお隣さんがサトウキビ畑だって、知らなかったでしょ?