ミントの香りで多くの方がイメージされるのがペパーミントとスペアミント。
オーストラリア産のペパーミントはその甘い香りに特徴があり、北米産などと比較しますとマイルドなことから「香りのプロ」の間でも高い評価を受けています。このペパーミントと同じ農園で生産されているスペアミントオイルが今回の主役。
ペパーミントと異なり、スペアミントにはメントールがほとんど含まれていません。メントールはスッとする清涼感をもたらす一方で強い刺激があります。つまり、スペアミントオイルにはメントールが含まれない分、穏やかな優しいミントの香りを楽しむ事ができるのです。
刺激が少ない分、他のオイルの香りとの干渉も抑えられるため、たとえばオレンジやグレープフルーツといった柑橘系の香りとのブレンドにも適しています。ミントと柑橘の組み合わせは夏場のニオイ対策としてルームスプレーやコロン、デオドラントなどとしてもおすすめですね。
また、香りには「香りそのもの」のほかに「香りがもたらす印象」という大切なポイントがあります。つまりその香りを嗅いだときに人々に連想させるものは何か、ということ。
スペアミントの香りは歯磨きやガムの香りとしても広く知られている香りですから、つまりこの香りがもたらすイメージはスッキリ感と清潔感。
香りをコーディネートする際にはこうした「香りがもたらす印象」を上手に活用することが大切なのです。
こういった面でスペアミントオイルは比較的使いやすい、組み合わせやすいオイルとしてお勧めのオイルです。