虫除けや食中毒予防のための除菌など、エッセンシャルオイルはスプレーとして日常生活の様々な場面で活用できます。
ただ、こうしたスプレーを作るとなると、「エッセンシャルオイルを水に溶解(乳化)させるためにアルコールやグリセリンなどを加えて・・・」と、難しく考えてしまっている方が多いように思います。
そこで今回は少し考え方を変えてみましょう。つまり、溶解・乳化させないという選択。
エッセンシャルオイルの多くはその成分はほとんど水には溶解しませんが、粘性が非常に低くサラッとしているものが多いですね。こうしたオイルを水の入ったスプレー容器に入れてよく振ります。すると白く濁ったような状態になります。これがオイルが水に「撹拌」された状態。とても小さな粒子状となって水の中に広がっています。この状態で使用する事で水に溶解させたものと同じ要領でスプレーとして活用できるんですね。簡単でしょ?
もちろん、しばらく静置しておくとオイルは再び分離して水の表面に集まってきますから、使用前には必ず容器を振って撹拌させてから使用しましょう。
注意点はサンダルウッドやブルーサイプレスなどウッド系の粘性の高いオイルを使った時。こういったオイルは撹拌しにくいため、予め粘性の低いオイルやエタノールを使って事前に粘性を下げたブレンドを作っておくと良いでしょう。