たとえばティーツリーファームズのティーツリーオイルの価格。100mlボトルが3,200円なら、50mlボトルはその半額の1,600円、25mlならさらにその半額の800円、10mlなら320円になりそうなのですが、実際にはそうなりません。その理由はなんとなくご理解いただいているとは思いますが、今回はメーカーとしての立場より詳しくご説明しましょう。
オイルの量が半分になれば、オイル分の生産コストは半分になる・・・ボトルの中身に限ってはこれは正しい認識です。しかし一方で容器となるガラスボトル。実は100mlボトルも50mlボトルも、そして25mlボトルについても、ボトル自体に大きな価格差はありません。むしろ100mlボトルなどと比較して汎用性の低く生産量の限られる25mlボトルの方が割高なくらい。キャップについてはどれも共通ですので価格差はなし。
そしてその他の生産コスト。ボトリングにかかる時間コストは100mlも25mlもほとんど変わらない上、ラベルなどパッケージングにかかる時間もほぼ同等。つまり大きなボトルも小さなボトルも同じだけの時間生産コストがかかります。
これらを積み上げていくと、結果、容量あたりのオイルを除く生産コスト単価で100mlボトル1本に対して50mlボトル2本なら2倍、25mlボトル4本なら4倍も割高になってしまうのです。10mlなら10倍・・・
一般的な他社エッセンシャルオイルメーカーさんが10mlボトルで商品販売されている中、ティーツリーファームズのエッセンシャルオイルが最小で25mlボトル、多くの場合で50mlボトル、100mlボトルという大容量になっているのは、より大きな容量を採用することで、お手軽な商品価格を実現させていただく工夫の一つなのです。