大規模なティーツリー農園の多くの年に2回、収穫をしています。その理由はリクス回避。
大きくさえなればいつでも収穫できるティーツリーですが、時折、洪水などにより収穫作業自体が困難になることがあるのです。そうなると生産農家は資金的にも厳しくなってしまう・・・。
ティーツリーの収穫作業はハーベスターと呼ばれる専門家によって行われていて、刈り取ったティーツリーを専門の蒸留施設にまで持ち込んで蒸留するケースもあれば、畑に蒸留機を持ち込んで、刈り取りから蒸留までを一気に畑でしてしまう方法の2通りがあります。
いずれの方法も大型機械でのティーツリーの刈り取りが必要であり、ハーベスターのスケジュールも混んでいるため、大雨などにより畑が沼地化してしまうと物理的にハーベストができなくなってしまい、同時に次回のハーベストの時期(=資金の回収時期)が見通せないことに。
このような理由もあって、大規模な農園では資金的なリスク回避のため、ハーベストを年に数回に分けて実施しているのです。
※画像の右側はハーベストが終わった畑、左側はハーベストが行われる前の畑