前回、ティーツリーオイルによる洗濯機の破損についてご紹介しました。今回の吸入器の故障も同様に樹脂の損傷です。
花粉症に悩んでいたHさん。喉や鼻のグズグズ症状緩和のために吸入器を購入しました。蒸気が噴霧され、それを鼻や口から吸入するタイプの機器です。
ある時、ティーツリーオイルが花粉症の症状に劇的な効果があるとテレビで紹介されているのを見て、オイルを吸入器で使用することを思いつきます。
数週間、使用を継続しましたが、確かに症状は緩和され満足のいく結果になりました。が、1ヶ月を過ぎた頃から、噴霧口などの部品の様子がおかしくなります。これらの部品は消耗品と聞いていたので予備のものに交換。しかし、それもまた1ヶ月ほどでダメになってしまいます。
そして最後には本体のタンクが壊れてしまいました。
このケースもティーツリーオイルによる樹脂の腐食作用が原因でした。
Hさんはティーツリーオイル自体の花粉症対策効果にはとても満足していたので、代替え方法を検討。エッセンシャルオイルの拡散のために専用で作られたディフューザーを使って屋内に拡散する方法に変更したそうです。