一部の柑橘系オイルには光毒性と呼ばれる作用があり、肌に使用すると太陽光によりシミになったりする作用があることが知られています。この作用を持つ精油にはレモンオイルも含まれるため、手作りコスメでは使用を避けるように言われています。
しかし一方でレモンの香りはとてもコスメに似合う香り。そこで代替としてオーストラリアで多用されているのがレモンマートルです。
レモンとは全く異なる樹木の枝葉より水蒸気蒸留で抽出されるオイルですが、その成分はとても高濃度のシトラル。一方で光毒性の原因となる成分は含有されていませんので太陽光に当たっても大丈夫です。
その香りはレモン果汁に近い香りで、果皮より抽出されるレモンオイルよりも苦味を思わせる部分が少なく、むしろ「日頃、私たちが知っているレモンの香りに近い」という評価も。
ただし、とてもシトラル成分の含有が多いため、刺激が強く、高濃度での使用には適しません。
しっかり希釈して使いましょう。