ラベンダーオイルにはリラックス効果や睡眠導入効果があることが知られています。しかし、実際に使ってみてイマイチ効果が感じられなかったり、逆に眠りにくくなったり・・・そんな経験をする方も多いようです。
その理由のひとつとして考えられるのが、ラベンダーオイルの成分が体質に合わないケース。ラベンダーオイルに多く含まれるリナロール成分が体質に合わないため、頭痛などの症状が出ることがあり、これではリラックス効果は期待できませんね。
ただ、今回注目したいのはもう一つのケース。ラベンダーオイルの成分バランスによる違いです。。ラベンダーオイルは産地によりその香りや成分構成に大きな違いがあることが知られています。ラベンダー(主に安価なラベンダーオイル)にあるツンとした香りに心当たりはありませんか? これは主にカンファー成分による香りです。また、このカンファー成分は刺激が強く、一部では覚醒作用をもたらすため、睡眠導入には不向きなのです。あまりリラックスできない、心地よく眠ることができない、そう感じたラベンダーの香りにはこのカンファー成分が影響している可能性があるのです。
一方、オーストラリア・タスマニア産のラベンダーオイルは、カンファーの含有量が少ないため、ツンとした香りがほとんどありません。そのため刺激が抑えられ、優れたリラックス効果を発揮します。これにより心身が落ち着き、自然な眠りへと導かれやすくなるほか、肌や呼吸器への刺激が軽減されるため、安全性も高まるのです。
リラックスや睡眠導入の効果を期待するなら、ラベンダーオイルのカンファー含有量に注目してみてはいかがでしょうか?