エッセンシャルオイルの香りを楽しむアロマ。でも、もし使用中に目や肌に刺激を感じる事がある場合、それは使っている濃度に問題がある証拠です。
メントール成分を多く含むペパーミントやハッカ、シネオール成分を多く含むユーカリ、そしてシトラール成分を多く含むレモンマートルのエッセンシャルオイルなどで起きやすいのがこのような症状。超音波式のディフューザーや加湿器などを使って空気中にオイルの成分を拡散しすぎたときに、目がチカチカしたり、肌にピリピリと刺激を感じるといった症状がでるのです。
オイルの濃度が上がれば、香りが強くなりますので普通なら気がつきそうなのですが、毎日同じ香りを利用していた場合などには香りに対する慣れが生じますので、濃度の上昇に気が付きにくくなる傾向があります。他に例えるなら、住んでいる自宅の匂いはその家の住人には感じられない、それと同じ原理ですね。
コレを防止するためには2つの方法が考えられます。
1つ目は利用するオイルの量をきちんと計量して濃度を安定させること。
2つ目は複数の香りを使ってローテーションすることで嗅覚の慣れを防止すること。
エッセンシャルオイルは植物の成分がギュッと濃縮された、とても強いものですから、香りを楽しむだけのアロマでもこんなリスクがあることを是非、覚えておいていただきたいと思います。