ラベンダーオイルの主要成分として知られるのは「酢酸リナリル」と「リナロール」の成分。
このうち、高い抗菌効果とフローラルな香りをもたらすのはリナロール成分です。そのため、アロマで好まれ、高品質とされているラベンダーオイルにはリナロール成分の含有が多いオイルが多い傾向があります。
一方でリナロール成分にはアレルギーの原因となるアレルゲンとして知られる面もあり、体質によってはこの成分で頭痛などの不快な症状を示すことが知られています。
もしラベンダーオイルを使って、こうした症状が出る場合にはリナロール成分が原因となっている可能性があります。
ラベンダーは多くの市販商品で多用される、よく知られた親しみやすい香りのため意外かもしれませんが、もし「ラベンダーの香りがあまり好きになれない」と感じたなら、リナロール成分へのアレルギーを疑ってみると、この成分の含有が少ない低アレルギー性のラベンダーオイルを代替とするなどの、何らかの解決策が見つかるかもしれません。