成分構成の差を「逆手」にとったニュージーランド産のラベンダーオイル


南半球に位置し、サザンアルプスと呼ばれる標高3000メートルを超える高い山々が連なるニュージーランド。ヨーロッパと気候的に似ている事もあり、ラベンダーの栽培に適した環境があります。
以前までは“普通”のラベンダーが栽培・生産されていたため、あまり注目を集めることは少なかったのですが、アビスヒル種の栽培・生産が始まると、そんなイメージを一新しました。
学名で記すならLavandula angustifola (Lavandula officinalis) Avice Hill。この品種より抽出されたラベンダーオイルの特徴はリナロール成分の少なさです。
リナロール成分はラベンダーオイルにおいて従来は最重要視されるもの。この成分の含有が多いほどにフローラル感が増すため、含有量の多いオイルが良い香りのオイルとして好まれてきました。

これに対してこの成分の少なさを「売り」にしたのがニュージーランド産のアビスヒル種のオイル。リナロールの成分がヨーロッパ(EU)においてアレルギーの原因物質(アレルゲン)としての指定を受けたことから、この成分構成を逆手にとる形で、低アレルギー性のラベンダーオイルとしてヨーロッパを中心に大きな注目を集めることとなったのです。
ラベンダーの香りに対して嫌悪感を感じたり、頭痛などの症状が出る方にはリナロール成分に対するアレルギーが疑われます。このような方にとって、ニュージーランド産の低アレルギー性のラベンダーオイルは好ましい、そして大変希少な存在だと言えるでしょう。

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