アロマで多用されるミントの香りはペパーミントとスペアミントの2種類ですね。
ペパーミントは特徴的な刺激が楽しめるメントール成分を多く含み、強い清涼感があります。日本ハッカと同様に暑さ対策としても多用されるオイルです。
また、集中力を高める効果や大腸菌に対する抗菌効果、さらに蚊が嫌う成分としても知られており、散布することで空間の虫除けとしても活躍する、とても便利なミントの香りです。
一方でメントール成分に起因するその「強い刺激的な香り」は、他の香りをマスクして覆い隠してしまうほどのパワーがあり、ブレンドでの利用では、あまり香りの上での「協調性」が期待できません。
スペアミントはメントール成分を含まない穏やかな香りが特徴。歯磨きなどオーラルケアの商品で使用されることも多いため、香りには人々の記憶から導かれる(潜在的な)清潔感を強く印象付ける効果があります。
その強過ぎない香りは柑橘の香りなどとも相性が良く、レモン&ミントやオレンジ&ミントなどといった香りの創作に役立ちます。
代表的なこの2つのミントの香り。食用利用を前提に厳しい管理の下、減農薬で生産されているオーストラリア産の香りなら安心して様々な分野で活用できそうですね。