抗菌効果での活用に注目されがちなティーツリーオイル。しかし、その香りの素晴らしさもわせれないでいただきたいエッセンシャルオイルです。
もっとも基本的な知識としてアロマで使うためのティーツリーオイル選びで重要なのは「1,8シネオール」という成分の含有量とバランス。目安としてこの成分が5%を超えてくるとツンツンした刺激が強くなり、ウッディーな香りを遮りますので、ゆっくり香りを楽しむ用途では使いにくくなってきます。お掃除用などで安価に販売されている、ほとんどの日用品グレードのティーツリーオイルがアロマで使いにくいのはこれが理由(一般的にこのグレードのオイルの場合、成分分析は公開されていませんが・・・)。
対してこの含有量が3%未満(2%台前半か、それ未満ならもっとオススメ)なら、ウッディーな香りと緑の香りが遮られることなく豊かに感じられます。アロマテラピー用とされるティツリーオイルはこの品質を満たすプレミアムグレードのオイルですから、香りがツンツンする事なく香りを楽しむことができるのです。
こんな事もあってかティーツリーの香りについては「森のような素敵な香り」という方もあれば、「ツンツンと薬臭くて使いにくい」という方も。でもこの違いはオイルのグレードの違いをもって簡単に説明することができるのです。
こんなティーツリーの香りですから、アロマで使うならプレミアムグレードのオイルの一択! 一方で抗菌を意識した場合でも実は「1,8シネオール」の含有量が減る分だけ、反比例して抗菌成分の含有割合が高くなるので、予算さえ許すようであればプレミアムグレードのティーツリーオイルがオススメなのです。