「ティーツリー」の木がティー(お茶)とは全く異なる植物でありながら、ティーツリーという名前で呼ばれる理由。それは『昔、オーストラリア大陸を発見したキャプテン・クックが木の葉をティーの代わりとして飲んだことが理由』と言い伝えられています。
下の画像の右側がティーツリーの葉っぱ、左がお茶の木の葉っぱです。見た目からしてぜんぜん違うんですけれど・・・
個人的にはどうも嘘っぽいストーリーだと思っていまして・・・そこで今回はティーツリーの葉で本当にティーを作ってみる実験をしてみました。果たしてティーに似ているのか?
まず、ティーツリーの葉っぱをゲット。
量はこれぐらい。葉っぱだけでは細かすぎるため、細い枝先ごと使用します。
しっかり水洗いしてから、包丁で1センチ幅程度に刻みました。
そして、お皿に少量の水を加えてラップを掛け、これを電子レンジを使って1分間、蒸します。
蒸した後の様子はこんな感じ。緑茶色。
そして、これを軽く揉みほぐして、今度は乾燥させるためにラップをせずに電子レンジに入れ、また1分間。焦げないように途中、何度か止めて混ぜ合わせました。
で、完成したのはこんな感じ。
もうすっかりお茶の雰囲気♪
そして、できたティーツリーの葉を使って早速、ティーを作ってみました。
何だ、この香り・・・ティーツリーそのままじゃん(当然?)。。。香りはグリーンな、若々しい香りがあり、そして後味には喉の奥にわずかな苦味が。
しかし、やっぱり紅茶とも緑茶も全く違う、『ティーツリー・ティー』ならではの独特な味と香りで、ティー(紅茶?)の代替として使われるようなものではない・・・全然似てないぞ・・・という感想を持つ検証結果となりました。
ではなぜ、ティーツリーは『ティーツリー』と呼ばれるようになったのでしょう・・・実験を経て謎はさらに深まります。