オーストラリアから韓国に輸出されたコスメティック(化粧品)グレードのマカデミアナッツオイル。
しかし、韓国の化粧品会社より入ったクレームは「オイルが白く濁っている」といったものでした。いつもなら澄んだクリアなオイルなので、この化粧品メーカーの担当者も驚いたようです。季節は秋。倉庫内の温度も低くなる季節でした。
そこで輸出したマカデミアナッツオイルメーカーの担当者は韓国の化粧品会社に依頼し、オイルが入ったドラムに電気毛布を巻いてそのまま1日放置してもらいました。その結果、白く濁っていたオイルはいつものクリアなマカデミアナッツオイルに。
マカデミアナッツオイルの白濁の原因は低下した温度の影響を受け、一部の成分が凝固したこと。結果、オイル全体が白く濁ってしまったものでした。
温めることより凝固した成分は再び溶解し、元通りのマカデミアナッツオイルに戻ったのでした。