中国でもティーツリーオイルを作るべく、ティーツリーの栽培が始まったようです。しかし、時間をかけて畑を作り、栽培をし、そしてハーベストに至った、とある農園に起きた悲劇。それは、できたオイルがティーツリーオイルではなかった・・・・
ティーツリーオイルはISOという国際的な規格でその基本となる成分構成が決められているのですが、この規格を満たしたオイルが抽出されるのはティーツリーの木のうち、抗菌成分となる「テルピネン4オール」は十分に含まれる『テルピネン4オールケモタイプ』に区分される木から抽出されたオイル。つまり、見た目はティーツリーでも樹木のケモタイプが違うと全く違う成分のオイルになってしまう・・・
この農園が入手して植えたティーツリーは残念ながらティーツリーオイルとして商品価値のあるオイルを生む『テルピネン4オールケモタイプ』の苗木ではなかったことが今回の悲劇の原因でした。
ハッピーエンドを期待したいのですが、その後、この農園がどうなったかは残念ながら伝わってきていません。