ティーツリーオイルが抽出できないティーツリーの木がある・・・いったいどういうことでしょう?
実はティーツリーの木。様々なケモタイプが存在し、植物学上の分類ではティーツリーの木なのに、そこから抽出されるオイルは全く成分の異なるオイルというケースが実は珍しくありません。
農園に植えられているティーツリーの場合、ISOで決められた基準に沿ったオイルが抽出できる樹木をあらかじめ選抜しているので、このようなことはないのですが、自然に自生している木の場合となると話は別。
そのため、見た目はティーツリーなのにISOで決められたティーツリーの基準を満たさないオイル、時には全く異なる成分で構成されている「商業的に全くティーツリーオイルと呼べないオイル」しか採れない、そんなティーツリーの木が存在するのです。
ある農園主さんは「試しに畑のすぐ横に自生している大きなティーツリーの天然木を切って蒸留してみたところ、全く違うオイルが出てきたので驚きました」と笑って話してくれました。